2015年06月02日

夫婦フーフー日記3

ハンバーガーのぱくつき=生きたい
fufunikki公式サイト。川崎フーフ原作、前田弘二監督。佐々木蔵之介、永作博美、佐藤仁美、高橋周平、並樹史朗、梅沢昌代、大石吾朗、吉本選江、宇野祥平、小市慢太郎、杉本哲太。ブログが原作。実話かどうか知らない。なぜか夫婦の故郷が福島と広島とアレな感じだったりとか、実は映画的にはユーコ(幽子?)(永作博美)が「死んだのはコウタ(佐々木蔵之介) 」と言うのが案外本当なのかもと思えてくる。
長距離バスでユーコの実家にあるいわき市に行く途中、ドカンとバスが止まる。ひょっとして原発でも爆発したのかな、とさえ思ってしまう。
もう既に赤ん坊のペイはこの世の人だ。ユーコはもういない。一気に四十九日の法要らしいのだけれど、あのゴトンって何なの?
その後の実家の家族の不思議な会話。電話もパソコンも携帯もすべてダメになったって、つまり、ある人がこの世にいなくなり、それはもうユーコがいないのだから別の人の話ということになる。だったら、やっぱり幽霊のユーコの言う通り、コウタが死んでいることになる。あ、小説の世界の話だから気にしない気にしない。と言うか、コウタは既に小説という嘘の世界でしか生きてない(比喩)。
そもそもユーコが悪寒を感じて震えるがペイまでも悪寒を感じて入院する。ユーコは出逢いの時にハンバーガーぱくついているが、コウタも子育てする時はハンバーガーぱくついている。何かしらネタが重複していて、ペイすら本当に存在するのかとも思えてくる。
あのハンバーガーってのは、「生きたい」ということのシンボルだろう。付け加えれば「貧乏でもいいからとにかく生きたい」風なある意味悲痛な叫びだ。ユーコのぱくつきぶりは尋常じゃない。尋常じゃないのにはワケがある。作家志望のコウタにユーコの言う「書くのよ書くのよ書き続けるのよ」も、あの尋常なぱくつきぶりと結び付いているような。コウタも何がどうあっても生きなければならない。
そして不思議にも「物語」の中で、ユーコの命が尽きるのと平仄が合うかのようにコウタの出版は流産する。コウタはまだ退屈そうなインタビュー請負仕事をしている。ユーコは案外、ジジババになるまでコウタと一緒にいるのかもしれない。
永作博美は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で見せたような明るいホラーテイストをここでも器用に表現している。
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Posted by y0780121 at 22:35│Comments(0)TrackBack(12)clip!邦画フーホ | ★3

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