2016年01月24日

ザ・ウォーク〜仰げばあの世が見える3

thewalk公式サイト。原題:The Walk。フィリップ・プティ原作、ロバート・ゼメキス監督。ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン、ジェームズ・バッジ・デール、クレマン・シボニー、セザール・ドンボイ、ベネディクト・サミュエル、ベン・シュワルツ、スティーヴ・ヴァレンタイン。フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット) がニューヨークのワールドトレードセンターのツインタワーに懸けたワイヤを歩く時(写真)、思わず「クラウド アトラス」を思い出してしまった。もはや彼はこの世にいないかのよう。
ドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」は見逃してしまっていて、本作は劇場映画版。キャッチコピーは“To Reach the Clouds”だった。プティはワイヤを歩いている途中で空を見上げている。
実際、パリの大道芸人プティがやっていることは映画製作と似ている。製作総指揮、脚本、監督、主演全てプティ。周りにはカメラマンも従えている。パフォーマンスに至るまでの段取りのプロセスがむしろ凄い。それにしてもあれだけ長いワイヤとか自分の身長の3、4倍ありそうなバランス用の長い棒を調達するのにかなりカネかかったろう。大道芸だけでは稼げそうにないし、金銭的に応援した人々だって多分いるし、それらしき人も出て来る。パリのノートルダム大聖堂カテドラルの綱渡りやってのけた頃から仲間は自然と集まって来たのだろう。あの都庁舎のモデルになった寺院だ。まず何かをやってみないことには物事は動かないし、動くと必ず支援者が集まって来る。師匠のジャン=ルイ(クレマン・シボニー)も「お前は持っている」と言っていた。
プティがやったことはある意味“テロ”と似てなくもない。本来、入ってはいけないところに侵入し、やってはいけないことをしでかしたのだから。しかし、駆け付けた警察官たちは口や行為では非難していても、顔は応援している。そこがテロリストとの違いだ。
その後、落ちたのはプティではなく、ツインタワーそのものだった。皮肉にも真性テロによって。27年後のことだった。
それにしても一番の謎はいまだ分かっていないという最上階に現れるスーツ姿の紳士。彼はただ眺めるためだけに上って来たのだろうか。まるで地上から上がって来たというより、天から舞い降りて来たのじゃないかと思えるような謎の紳士だ。こういう挿話もしっかり採り入れている。あそこでは何もかもこの世のことならぬ趣になってしまう。
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Posted by y0780121 at 18:49│Comments(0)TrackBack(21)clip!洋画ザ | ★3

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