2016年01月26日

エージェント・ウルトラ〜全て暗号?3

americanultra公式サイト。ニマ・ヌリザデ監督。ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、コニー・ブリットン、ウォルトン・ゴギンズ、ジョン・レグイザモ、ビル・プルマン。CIAが1950年代に極秘に進めていたというMKウルトラ計画をベースにした作品はこれまでも「陰謀のセオリー」とか「実験室KR-13 」とか結構あるんだ。
ウェストバージニア州の田舎のコンビニ店員マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)に「戦車は進む。マンデルブロ集合が動く。コーラスは破られボールを受け止める」という言葉の暗号らしきものを伝えるCIAのラセター(コニー・ブリットン)。英語では “Chariot progressive. Listen. Mandelbrot set is in motion. Echo Choir has been breached, we are fielding the ball.”
本作でも確かに戦車じゃないけど軍用車両が進んでくる。マンデルブロ集合は自己言及的相似形の集合なのだけれど、マイクが外でマリファナ?を一服しようとしてライターに火をつけると、人工衛星が即座に反応してマイクの居場所を捕捉してしまう。あのライターって通信機器か何かなのかと思ったけれど、あのライターと人工衛星って形的に似ていて自己相似形じゃなかったか? ドローン無人攻撃機が爆撃するが、その前に紙飛行機みたいなものが飛んできて自動車を破壊する。これまた自己相似形? 
コーラス(聖歌隊の合唱?)は破られるのは単純に秩序が乱され、CIAという組織が無限に自己言及的運動をするということなのか。「ボールを受け止める」はマイクが手榴弾を捕球して返球していた。
そもそもマンデルブロ集合は無限にサイケデリックな模様を描き続けるが、これがまたヤク中のマイクの心象風景を現わしているようだ。そもそもMKウルトラ計画はLSDなどを摂取させた実験だった。大体、エージェントって諜報部員のほか、薬剤という意味がある。
大体、CIAがなぜマイクをあれほどの規模で包囲するのか意味不明だ。一人の人間を捕捉するためにまるで戦争状態。マンデルブロ集合が自己相似形の永久運動を繰り返しているが如し。
恋人のフィービー(クリステン・スチュワート)もCIAエージェントだということは、途中で不自然なほど立派な事務室にいるのでネタバレになる。CIA幹部のイェーツ(トファー・グレイス)にしてもさらにその上のクルーガー(ビル・プルマン)にしても大物、中物、小物の違いはあるにせよ、それぞれの思惑は微妙に違っても、まるでマトリョーシカ人形みたいにそれぞれが組織を操っているつもりでいる。組織自体が「マンデルブロ集合が動く」状態なのだ。
大体、旅行先がなぜハワイなのか? ハワイ州は薬物乱用犯罪が多く、アメリカ本土より2、3割多いとか。マイクは空港のトイレでパニック障害にかかるが、飛行機に搭乗するのが怖いからかな、と思ったが、そうでもないらしい。要するに遠出するとパニックになるらしい。マイクの名前、ハウエル(Howell)とハワイ(Hawaii)って、発音的に似ている。2人が最終的に行くのはフィリピン(Philippines)なのだけれど、これがまたフィービー(Phoebe)と似ていると思うのは考え過ぎだろうか。何もかも暗号のように見える。
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Posted by y0780121 at 20:45│Comments(0)TrackBack(2)clip!洋画エ、オ | ★3

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評価:★★★【3点】(11) こういう系のアクションコメディって当たり外れの差が大きい。
エージェント・ウルトラ【映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜】at 2016年01月30日 22:39
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CIAウォーズ/ニートの覚醒〜『エージェント・ウルトラ』【真紅のthinkingdays】at 2016年02月24日 12:52