2016年05月31日

オオカミ少女と黒王子3

リップヴァンウィンクルの花婿
ohkamishojo公式サイト。八田鮎子原作、廣木隆一監督。二階堂ふみ、山崎賢人、鈴木伸之、門脇麦、横浜流星、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮、菜々緒。高校生の学園青春ドラマなのだけれど、二階堂ふみのこんな屈辱顔見るの初めて。「リップヴァンウィンクルの花嫁」と同じような偽装社会対応の学園版。
新学期の一学期が勝負とエリカ(二階堂ふみ)はみんな彼氏がいて盛り上がるクラスのグループの話題についていこうと、いない彼氏を偽装する。「写真も見たことないし、本当にいるの?」と疑惑の声を封じ込めるため、街中で遭遇したイケメン男子佐田恭也(山崎賢人)に突撃盗撮して仲間に見せる。佐田は実は同級生であることが仲間に知れ、エリカはさらに彼氏のふりをして欲しいと佐田に懇願する。涙ぐましく世間体を偽装する努力はリップヴァンウィンクルと同じ。
一方の佐田も既に老成していて、みんな恋愛そのものよりも恋愛してリア充している自分を周りに認めて欲しいだけ、「本当に好きなのは恋愛している自分だろ」とか抜かしている。佐田がエリカに彼氏代行業してあげるのも「暇潰し」の余裕を周りに見せつけるためのようだ。
学園ナンバー2らしい神谷(鈴木伸之)の質より量のアクセス中心主義はもうとっくに卒業してます風。これも見せつけ主義という世間体本位という意味合いにおいて何ら変わりない。
サド体質の裏側には厭世感がチラホラする。「あいつと付き合っても幸せになんかなれないよ」と佐田以上に老成した佐田の姉(菜々緒)に言われるのだけれど、あまり描かれていないが佐田家の家庭問題も背景にあるみたい。
佐田は何度もエリカに対して本気なのか演技なのか困惑させるような行為をする。ラストで実は本気でエリカに恋していたとなるのだけれど、これが本気である保証は実は何もない。性根はそう簡単に変わるものじゃないので継続してもサド体質はその後も続くような気がする。エリカはエリカでリアルに彼氏候補日下部(吉沢亮)が現れてもどこか世間体を気にしている風。「日下部君だとみんなどう思うかなあ」とか内心思案していそう。「格下で妥協したと思われないかな」とか。
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Posted by y0780121 at 19:21│Comments(0)TrackBack(2)clip!邦画オ | ★3

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