2017年03月07日

アシュラ3

IMG_0049公式サイト。韓国映画。英題:Asura:The City of Madness。キム・ソンス監督。ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、チュ・ジフン、クァク・ドウォン、チョン・マンシク。韓国映画の特徴は行くところまで振り向かずに徹頭徹尾突っ走るところか。
オープニングのアンナム市の市街地の描写がいい。いかにもゴチャゴチャしてカオスのようで、アーケードの破れた屋根から猫ちゃんまで顔を出している。何というか、韓国版ゴッサム・シティという感じがないでもない。ただしバットマンのような正義はひとかけらもない。
しかし、舞台になるのは街ではなく米軍基地跡地。「お嬢さん」でも人里離れた豪邸内サスペンスだったが、正式のリングというより場外乱闘の舞台設定だ。と言うか、正式リングはなく、場外しか無かった気が。
悪徳市長役のファン・ジョンミンは弊ブログの「2016年外国映画ベスト10」で主演男優賞を進呈した人。何をやらせても器用にやりこなす人だ。あの眼鏡を下げた時の目付きは本来の主演の筈のチョン・ウソンを圧倒している。ところで、ウソン、西島秀俊と似ているなあ。実はソンス監督、「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」でもコンビを組んでいた。
メタボ気味の検事とかいかにも何もかもだらけた雰囲気満載なのだけれど、ここまで腐敗するかというやり過ぎ感も半端無い。大体、この市長、最初から最後まで何やっとんねん。どう見てもヤクザの親分じゃないか。というかヤクザの親分のプレイングマネージャーと言った方が正確かも。
もっとも唯一の例外は若手女性検事だろうか。この人だけ正義の闘いしていたように思えたけれど、ここでは正義は寧ろ闘いの邪魔になるのか気の毒な死に方。
で、市長派と検察、刑事のウソンの間で血で血を洗う大乱闘になるのだけれど、ラストが読めてしまうのが難点。あれだけボカボカ殺されれば、どう考えても最後は市長の額に穴が開くだろうと思ったら、案の定だった。ここら辺りが韓国映画の物足りない点ではある。
ラストの曲がキリスト教の盛んな国らしく聖歌ぽいのは笑っていいのか悩ましい。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Posted by y0780121 at 22:21│Comments(0)TrackBack(3)clip!韓国映画 | ★3

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/y0780121/50856964
この記事へのトラックバック
アシュラ@神楽座
アシュラ【あーうぃ だにぇっと】at 2017年03月08日 06:56
韓国アンナム市。 刑事ハン・ドギョンは、重病を患う妻の腹違いの兄である悪徳市長パク・ソンベの犬となり、裏の仕事を引き受けていた。 市長の逮捕に燃える検事キム・チャインは、二人の黒い関係を突き止め、刑務所送りを免除する代わりに市長の不正の証拠を持って来いと
アシュラ【象のロケット】at 2017年03月10日 15:42
画面の向こうから血の匂いが漂ってくるような作品。劇場パンフレットの冒頭で、監督キム・ソンスはこう述べている。−−−−−−−−−−−−−−−−−−映画では一瞬でくたばる悪党たちが無数に存在する哀れだが同情する気すら起きない男たちが常に気になっていたろくな保
「アシュラ」【ここなつ映画レビュー】at 2017年03月21日 13:53