2017年03月13日

哭声 コクソン→國村?3

IMG_0084公式サイト。韓国映画。英題:The Wailing。ナ・ホンジン監督。クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ。変なことに気づいた。「國村」を音読みすれば「コクソン」とタイトルと同じになってしまう。監督は俳優の写真リスト見て國村隼に決めたと言っているらしいけれど、結構洒落っ気ありそう。実際、ホラーなのに何故か笑える。
原題は嘆声だけれど、舞台は韓国の山の奥の奥。祈祷師(ファン・ジョンミン)が車でやってくる時のヘアピンカーブの連続の道路でその村はある。孤立集落と呼ぶべきかどうか。こういう一般社会から隔絶した土地が舞台なのは「お嬢さん」も「アシュラ」も同じ。どっちにしても何故か「國村」と縁がありそう(笑)。
それにしても國村さん、弾けるのが早すぎだろう。いきなり目を真っ赤にしてって。肉体のある亡霊なのか何なのか、韓国の民話にもあるのかどうか、韓国土着の怨霊らしい。一度は日本人絡みと思えるのだが。
IMG_0085白眉のシーンは國村vs.祈祷師ファン・ジョンミンだろう。山の中の粗末な家で國村も祈祷らしきことするが、日本人には割とまともな(笑)祈祷に見える。一方のジョンミンの派手な衣装の祈祷は迫力ありすぎ。これって韓国風祈祷なんだろうか。余りに迫力あり過ぎて却って笑ってしまう。何か平安時代の頃の加持祈祷の世界に舞い戻ったような。それにしても、杭を打ち付けてトドメを刺そうというのはドラキュラ退治ぽく、やはりキリスト教が基本なんだろう。もっともそのキリスト教も圧倒されそうなのだが。
この2人に比べて本来の主役警官ジョング(クァク・ドウォン)が頼りなさ過ぎる。ジョングがメタボ気味で事件の通報があったのに母親に飯ぐらい食っていけと言われて本当に呑気に飯食って出かけるのだから。元々事件のない平和で閉鎖的な村に猟奇殺人が頻発したのだから訳わからなくなるのもむべなるかな。夢と幻視がごちゃ混ぜになっていて単にジョングの心理的パニックに過ぎないのか、そんな心理状態だから余計に亡霊に付け込まれるのか訳が分からなくなって来る。娘にセックスシーンを見られたり、マザコンだったりするのが意外と伏線だったりする。
ソウルからやって来た第三者の目で見られる筈の人が祈祷師ということは、むしろ現実が祈祷師的現実に塗り替えられたことになる。そもそもこの祈祷師さん、自信満々なのだから始末に悪い。警官はすっかり自信喪失しているというのに。
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Posted by y0780121 at 23:14│Comments(0)TrackBack(5)clip!韓国映画 | ★3

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