2017年07月26日

君はひとりじゃない3

hitorijanai公式サイト。ポーランド映画。原題:Cialo、英題:Body。マウゴシュカ・シュモフスカ監督。ヤヌシュ・ガイオス、マヤ・オスタシェフスカ、ユスティナ・スワラ、エヴァ・ダルコウスカ、アダム・ヴォロノヴィチ、トマシュ・ジエテク、マウゴルザタ・ハイェウスカ・クリストフィク、エヴァ・コラシンスカ、ロマン・ガナルチック、ヴワディスワフ・コヴァルスキ。邦題を見ると、ひとりじゃないのは、ちゃんと仲間がいるよ、という意味だと思いがちだが、実は真夏にふさわしく、見えないところにもはや人間でなくなった人たちが一緒にいる、という意味だった。
検事ヤヌシュ(ヤヌシュ・ガイオス)が首吊り死体現場に行き、死体(body)は目をそらした間に起き上がり、歩いて立ち去る。ヤヌシュは妻を亡くしており、娘オルガ(ユスティナ・スワラ)も精神を病んでいる。摂食障害の一種だが、ならヤヌシュ本人だって胡椒ぶっかけないと食べられない摂食障害だ。
オルガが部屋を歩く姿が、四つ足でお尻の下から顔をのぞかせる。その格好は奇矯に見える筈なのになぜか奇矯に見えない。
セラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ) に至っては、こっくりさん状態で、亡霊の言いたいことを代わりに自動書記している。まさかポーランドにもこっくりさんが存在するとは知らなかった。
そのアンナも患者さんたちを踊らせている。大きな声で叫ばせている。まるで叫んで魂から夾雑物を吐き出せば、霊的存在になれると言わんばかり。
ヤヌシュの恋人(死んだ妻?)だって上半身裸で出てきて踊っている。生きているものも死んでいるものも、精神を病んでいるものも、なぜか平等に生き生きしているではないか。つまり、セラピーとは肉体という拘束着を脱がせて垣根を外すことじゃないのか。
そういう意味でヤヌシュは癒される。ラストでなぜみんな明るい表情になるのかが分かる。みんな逝っちゃったのだ。
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Posted by y0780121 at 22:34│Comments(0)clip!洋画キ | ★3