2017年08月26日

幼な子われらに生まれ〜家族問題掻揚げ定食2

osanago公式サイト。重松清原作、三島有紀子監督、荒井晴彦脚本。浅野忠信、田中麗奈、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、水澤紳吾、池田成志、宮藤官九郎、寺島しのぶ。エリートサラリーマンの転落、専業主婦vs.キャリアウーマン、離婚、再婚、連れ子、果ては末期癌まで。まるで家族を巡る諸問題をつなぎ合わせた掻揚げ定食風だ。
そもそも、やさぐれた沢田(宮藤官九郎)と美人過ぎて品が良すぎる奈苗(田中麗奈)が初婚同士のカップルだったってアリなのか。現実的になかなかあり得ない組み合わせだろ。別に馬鹿そうでもないから引く手あまただったろうに何が悲しくて、と思ってしまう。しかも子供2人産んでから気付くというのも。そもそも信(浅野忠信)と対照的過ぎる。それにしても原作者が同じの「恋妻家宮本」でも天海祐希がやっていた美肌ケアのシートマスク、本作でも田中麗奈もやっていた。重松の趣味なのか。
またなぜ沢田が駐留米軍職員だったのかもよく分からない。米軍に悪意でもあるのかと余計なことまで考えてしまう。賭け事でカネに困っているというのもありがち過ぎるパターン。米軍基地と競艇場ってどういう組み合わせか。
エリートサラリーマンのようだった信が左遷されて一気に倉庫係になるってのも現実離れしているように見える。信は有給完全消化し、アフターファイブの付き合いが悪いだけで、こうも段違いな左遷はさすがにないだろう。刑事事件とか対外的に社の名誉を汚すような事を起こしたとか、よほどのサボタージュ、仕事上の大失態したとか、懲戒解雇に近いような不祥事起こした訳でもないのにこれほど露骨な左遷は考えにくい。
小6の薫(南沙良)がほぼ唐突に信をパパじゃないと言って拗ねまくるのも何だかなあ、と思える。小6って見た目以上に分別があり、空気読む能力があるし、気遣いもできる。ひょっとして実子の沙織(鎌田らい樹)と信があまりに仲良いのを偶然見つけて拗ねたというのなら分からないでもないのだけれど。自分たちと違う子供が生まれるからってそんなに拗ねるものだろうか。
沙織だって余命幾ばくもない継父のことをあれだけ露骨に他人扱いしているのを実父に言うものだろうか。それ以外の場面では繊細な感じなのにここだけは別人であるかのような説明調の台詞。大人(台本)に言わせられている感がありすぎて困るのだ。大体、離婚した友佳(寺島しのぶ)に罰が当たったみたいな風にも取れる。これが本当のバツイチなのか。
これから生まれて来る子供は親子の鎹どころかその逆になりそうな予感。子供を馬鹿にし過ぎてないか。
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Posted by y0780121 at 20:30│Comments(0)clip!邦画オ | ★2