2017年09月10日

アメイジング・ジャーニー 神の小屋より3

白人、黒人、黄色人種の三位一体
shack公式サイト。原題:The Shack。ウィリアム・ポール・ヤング原作、スチュアート・ヘイゼルダイン監督。サム・ワーシントン、オクタヴィア・スペンサー、アヴラハム・アヴィヴ・アラッシュ、すみれ、ミーガン・シャルパンティエ、ゲージ・マンロー、アメリ・イブ。こういうのをスピリチュアル・ホラーと呼ぶべきなのか。「メッセージ そして、愛が残る」とよく似た雰囲気の作品。日本人的にはやはり三位一体の聖霊、サラユー役のすみれのハリウッド・デビューか。
結構ややこしい。誰が生きていて誰が天国もしくはアセンション(昇天)の途中なのか。
マック(サム・ワーシントン)は家族で湖畔にピクニックに出かけ、娘のケイト(ミーガン・シャルパンティエ)と息子のジョシュ(ゲージ・マンロー)の乗ったカヌーが転覆する。マックが湖に飛び込んで助けるのだが、その間に湖畔にいた末娘のミッシー(アメリ・イブ)が行方不明になっている。
ちょっとあり得ない展開だが、真逆に見ればどうなるだろうか。マックもケイトもジョシュもこの時点で死亡していたとすると、死んだ側からすれば生き残ったミッシーはmissing(行方不明)になってしまうんじゃないかと。
キリスト(アヴラハム・アヴィヴ・アラッシュ)とその父=パパ(オクタヴィア・スペンサー)、そしてサラユーの三位一体。父役が女性のオクタヴィア・スペンサーというのも面白い。実はオクタヴィア・スペンサー、マックが少年時代、アル中で母に暴力振るう父を毒殺した時、既にお隣のおばさんとして登場している。つまり、マックは少年時代からずっと三位一体の神に見つめられていたのだ。
神に導かれてマックがたどり着いたのは、マックが“罰”を受けた湖畔の家。そして雪深い掘立て小屋はミッシーの衣服が発見された場所だが、これは実はもともとのマックの家だと思われる。
ちなみにサラユーが涙を集めているのはネイティブ・アメリカンの伝説、家族を守るために崖から身を投じた娘の話と関連していて、涙を集めて落ちているのが滝だろう。とすると、サラユー役がなぜすみれで、しかも日焼けバージョンなのかも察せられる。彼女は身を投げた少女そのものなのだろう。
ネイティブ・アメリカンは元々ベーリング海峡を渡って来た東洋人、黄色人種。そうすると、ここにもう一つの三位一体が意図されていたことと思われる。なぜパパ役がオクタヴィア・スペンサーなのかと言えば白人、黒人、黄色人種の三位一体でなければならない、しかもジェンダーという垣根も超えて、というメッセージが。
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Posted by y0780121 at 22:10│Comments(0)clip!洋画アマ行~ | ★3