2017年09月23日

ユリゴコロ〜取って付けた異常性1

yurigokoro公式サイト。沼田まほかる原作、熊澤尚人監督。吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチ、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江。「ユリゴコロ」とは言っても吉高由里子ゴコロじゃない。ましてや小池百合子ゴコロじゃない。また女性同士の恋愛感情でもない。いや、そうなのかも。本当は「心の拠りどころ」なのだけれど。
まずみつ子(佐津川愛美)のリストカットの“快感”が感染したような少女時代の美紗子(清原果耶)が快楽殺人の誘惑に側溝に落ちた女の子の麦藁帽子を取ろうと重い鉄板を上げる洋介(松山ケンイチ)を手伝うふりをするシーン。女の子の首を側溝に入れさせるかなあ。わざわざ鉄板で挟めよ、と言っているみたい。普通なら洋介が首を入れて取ってあげるだろう。また大人の男性だから少女なんか頼らなくても一人で十分鉄板を上げられる。
このシーンは不自然の連続で、突然美紗子が力の入れ方を逆方向にすれば洋介がすぐに気づく筈。普通ならすぐに美紗子をぶっ飛ばし、女の子だって泣き叫び、近所の人が何事かと飛んで来る。あの程度で死ぬには相当な時間苦しめなければならない。なのにあり得ないことの連続で死んでしまう。あまりにあり得ないので観ている方も弛緩してしまう。
こんな強引な死なせ方さすがに見たことない。よっぽど洋介が鈍感でなきゃあり得ないのだが、その後のシーンでも特に洋介が鈍感だと分かるシーンはなかった。
しかもこの洋介が成長した美紗子(吉高由里子)と偶然立ちんぼ界隈で再会するって都合が良過ぎる。あんまり都合良すぎて何でもありだと観ている側の緊張感も萎えて来る。再会したら再会したであの時の異常な美紗子を同時に思い出して警戒する筈なのだけれど、むしろそういう美紗子に魅入られているならそれなりの説得力ある動機があってしかるべきだが何も感じられなかった。
さらに美紗子がさらに年取って、さらにヤクザの部屋に入って片っ端から片付けるってもう「ワンダーウーマン」にでも変身したのかと思ったら、およそ似合わないあの人に変身とは。もうこの時点でとっくに恐怖感が萎えてしまっているのだけれど。
ついでだが、息子の亮介(松坂桃李)の不自然極まりないアリバイ工作みたいな凶暴性の発露。何から何まで取って付けたような映画だった。
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Posted by y0780121 at 20:31│Comments(2)clip!邦画ヤ行 | ★1
この記事へのコメント
息子の亮介(松坂桃李)の不自然極まりないアリバイ工作みたいな凶暴性の発露。
↑糞不細工大根松坂の事務所メールにこの記事を貼っておきましたw
Posted by 名無し at 2017年09月24日 19:50
うーむ、監督さんにメール送った方がよいのかも。
Posted by 佐藤秀 at 2017年09月24日 23:28