2018年02月02日

不能犯〜日本版ダークタワー3

funohan公式サイト。宮月新原作、白石晃士監督。松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍。宇相吹(松坂桃李)の「黒のスーツを着た男」って、「ダークタワー」の「黒衣の男」、ウォルター(マシュー・マコノヒー)とそっくりな気が。
ウォルターは言葉だけで人をも殺してしまう魔術師だったが、宇相吹も手をかけず証拠なしで殺人する点でそっくりすぎる。そもそも「宇相吹」という名前、「嘘吐き」とか「嘯く」を連想し、言葉で人を傷つけ心をコントロールして死に至らしめる謎の男にふさわしい。どっちかと言えば、他人同士をトラブらせて殺し合いさせるパターンが多いのが玉に瑕。
ただ、この人、依頼者から報酬もらっている気配もなく、どうやって飯食っているんだろうという疑問が残る。飯食わなくても生きられるのならそれはそれで困った怪物だ。まさか言葉だけで腹いっぱいになるんだったらもっと怖そう。
タイトルに「不能犯
犯罪的結果の発生は意図しているが、その行為の性質上当該結果を発生させることがない。不能犯の例として、呪詛などの迷信犯(丑の刻参りなどの呪術を行い、人を呪い殺そうとする行為)があげられる。
とのこと。
ところで宇相吹が使うのはプラシーボ(偽薬)効果。けれど、この場合、有害作用をもたらすのでノーシーボ効果の方が適切かも。
とは言え、存在しないものを見てしまい、腕が腫れ上がるとか、本作自体がプラシーボ依存症気味。あの目の色が赤くなるというのは、いかにもという感じでどうかな、と思えてしまう。あれじゃ普通のホラー・パターンだろう。
松坂桃李はもともと優しい目をしているのであんな目されてもそんなに怖くない。多少キモい感じはするが。こんな顔を延々と続けられると鼻につくだけだろう。一方の捜査官役の沢尻エリカはこれまでの印象と違って変な色気ムンムン感が消えて却ってスッキリした感じで好感が持てた。
結局、プラシーボが効かないエリカに宇相吹は刺されるのだけれど、逮捕するための算段だったか急所を外して生き残る。楽屋裏的には恐らく続編の構想もあり得ないわけでもないので生き残したのか。そう考えると、底が浅く見えてしまうから困ったものだ。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Posted by y0780121 at 19:55│Comments(0)clip!邦画フーホ | ★3