2018年02月03日

羊の木〜のろろ祭りで起きること4

hitsuji公式サイト。山上たつひこ / いがらしみきお原作、吉田大八監督。錦戸亮、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、中村有志、安藤玉恵、細田善彦、北見敏之、松尾諭、山口美也子、鈴木晋介、深水三章。「人が肌で感じることは大概正しいです」。大野克美(田中泯)のこの言葉がことのほか重い。
「羊の木」とはバロメッツという韃靼人が呼んでいた植物で実体は綿の木のことらしい。
肌で感じたんだよね。6人の元殺人犯の中から。「散歩する侵略者
「本当は宇宙人なんだ」と告白した加瀬真治役の松田龍平、別に告白してもらわなくても、松田そのものが最初から宇宙人ぽい(笑)
と思っていたが、本作でも別に告白しなくてもヤバいオーラを発散している。
対して杉山勝志(北村一輝)はいかにも「俺はワルだよ」オーラを不必要なまでに発散し過ぎている。福元宏喜(水澤紳吾)もそうだ。理髪師=鋏、ナイフ=傷つけるぞオーラ満載。後は太田理江子(優香)も栗本清美(市川実日子)も女性、大野克美(田中泯)は老人で爆発力がない。そうすると、直感(肌で感じる)で残るは宮腰一郎(松田龍平)しかいないじゃないか。これにて一件落着。
それにしても富山県魚津市をモデルにした魚深市、自然豊かで叙情を感じる風景。のろろ祭りも秋田県男鹿市のなまはげ祭りと似てなくもない。なまはげは家を訪問して悪い子がいないかと諫める。のろろ様はいかにも腕っぷしの強そうな男子が奇怪な仮面をかぶって、住人はのろろ様が通る時、窓を閉めて姿を見ずにやり過ごす。いかにもありそうな祭りなのがまたいい。
その、のろろ様の顔の彫像が海の断崖にあるのだが、 祭りの日に2人の生け贄がそこから飛び込むと、一人は助かり、もう一人は沈んだまま死体が揚がらない、という言い伝えがある。実際、そうなるのだけれど、宮腰本人がのろろ様そのものかと思えて来る。犯人=選ばれしのろろ様じゃないか。「のろろ」は「呪い」から来ているのだろう。そもそものろろ様は人殺しの神様じゃないか。
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Posted by y0780121 at 20:50│Comments(0)clip!邦画ヒ | ★4