2018年02月08日

巫女っちゃけん。〜宮地獄神社?3

miko公式サイト。グ・スーヨン監督。広瀬アリス、山口太幹、仁村紗和、山崎萌香、川津明日香、MEGUMI、飯島直子、リリー・フランキー。ロケ地は夕陽の「光の道」で有名になった福岡県宮地嶽(みやじだけ)神社なのだけれど、どうしても「宮地獄(みやじごく)」と読んでしまい、実際、しわす(広瀬アリス)にとってまさに地獄神社化している。
父で宮司の大鳥(リリー・フランキー) はシングルファザーで「あるがままに受け入れる」という無気力なのか、達観なのかよく分からない性格。古代日本からの占いうけい(宇気比)を体現したような人物。宇気比の占いは三島由紀夫「豊饒の海」の第二巻「奔馬」に描かれた熊本の神風連の乱にも出て来て覚えている。要は偶然任せの占いだ。同じ九州なのでついつい連想してしまう。ちなみに↓は宇気比語らしい。
miko2しわすも巫女なんてやってたら就活もできないと、巫女の恰好で大の字になってふて寝することも。
実のところ、大鳥の達観もしわすの不満も妻であり母である(飯島直子)の出奔が原因と分かるのだけれど、神域である筈の神社がありふれた俗世の悩みで地獄と化したことになる。
もう一人、黒いポリ袋を被った5歳の健太(山口太幹)が神社に迷い込み、血が出るほどの戦闘状態に。この黒いポリ袋って要は生ごみみたく捨てられた子だ。あの巫女さんの服装と対照的なのだけれど、2人はどこかでつながっているものを感じる。この神社を飾る巨大な注連縄みたいに。2人とも必要な人を探しているのだ。
皮肉にも神社の随一の収入源は神前結婚なのだけれど、祝詞をあげている途中で結婚やめる、というシーンまであり、より神社の孤立感を際立たせる。その救いの道が「光の道」と相成る。何か現代の神話を見ているような気分にはなる。
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Posted by y0780121 at 21:56│Comments(0)clip!邦画ミ-モ | ★3