2018年02月18日

リバーズ・エッジ3

riversedge公式サイト。岡崎京子原作、行定勲監督。二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵。日本映画によくあることだけれど、学校には生徒がいるだけで先生などはものの見事に捨象されている。と言うか教室一室で足りる。ついでに登場人物たちから殺人に関わる刑法的側面も無視されていて割と簡単に殺し殺される。
舞台は川崎市の多摩川河口付近。1990年代。河原に白骨化した死体は「去年の秋まで肉もついていた」と言うから、ここ半年くらいに殺されたらしい。高校はその土手脇なのですぐ行ける場所だ。
“犯人”はおよそ見当がつく。山田一郎(吉沢亮)だろう。人殺しなどしそうにない、いじめられっ子なのだけれど、死体を見つけても警察に通報するわけでもない。ついには「いじめた奴らを殺したい」と若草ハルナ(二階堂ふみ)らに告白もする。
やがて一郎が猫を殺していることが分かるのだけれど、実際に1990年代に起きた酒鬼薔薇聖斗事件と似通ってくる。もっとも本作の原作は1994年なので実際の事件より早い。原作に猫殺しもあったのかどうか。もっとも三島由紀夫「午後の曳航」、その映画化作品にはあった。
けれど、いじめられたから殺すというのは先行作品に比べて分かりやすすぎて凡俗な気がする。しかもいじめた相手には何もできないとはヘタレだろう。もう少し、人を殺すこと、死ということそのものへの省察もあっていい筈だが、あまりにストレート過ぎる。もっともそのストレートさが現代的なのかもしれないが。
それに吉川こずえ(SUMIRE)は摂食障害にレズビアン、ルミ(土居志央梨)は援助交際などと“問題”がてんこ盛り過ぎて散漫になり過ぎてないか。田島カンナ(森川葵)はストーキングなのだけれど今一つ目立たない。一番演技がうまそうな森川葵を生かし切れてなかったような。
二階堂はこれまでにも増して脱ぎっぷりが凄い。「この国の空」を意識して敢えてそれ以上の最長不倒を目指したような脱ぎっぷり。けれど何か文脈無視で脱がせてないか。
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Posted by y0780121 at 20:11│Comments(0)clip!邦画ラ,リ | ★3