2018年02月24日

ナチュラルウーマン3

naturalwoman公式サイト。原題:Una Mujer Fantastica、英題:A Fantastic Woman。チリ/ドイツ/スペイン/アメリカ。セバスティアン・レリオ監督。ダニエラ・ベガ、フランシスコ・レイエス、ルイス・ニェッコ、アリン・クーペンヘイム、ニコラス・サヴェドラ、ディアブラ。原題のfantasticって「素敵な」とも「風変わりな」とも取れて“両刀使い”風なのだけれど、邦題の「ナチュラル」って意味不明だ。
チリ・サンティアゴに住むトランスジェンダーのマリーナ(ダニエラ・ベガ)は父親くらいの年齢の恋人オルランド(フランシスコ・レイエス)が発作を起こし、階段から転げ落ちて死亡する。ここではトランスジェンダーのみならず、世代間格差の克服“トランスジェネレーション”も入ってくる。ちなみに演じるベガもトランスジェンダーだ。
マリーナのトランスジェンダーぶりは時折ボクシングの強烈パンチを打つなど“マッチョ”を披露していて、むかつく男達の乗用車の屋根に乗って蹴飛ばし、赤いパンティ丸見えでフロントグラスに腹ばいになるわで大暴れもする。喧嘩するときは男なのでやばそう。
しかし、あまりにかけ離れた関係性に周囲の人々は“マッチョ”なマリーナに殴り殺されたのでは、と警察を呼び、大騒動に。実際、階段から転落した時に大けがしているので無理もないと言えば無理もない。オルランドは会社の社長さんでお金もあるだろうし、色々な噂が飛び交ったことは想像に難くない。
オルランドの妻も怒って葬式参列を拒否する。ただ、ピアニストの教師は「愛に正解なんてない」とやんわりと励ましている。
映像的には大きな波状の鏡に映るマリーナ、強風に逆らって体を傾けながら歩くシーンなどは文字通り世間の風当たりに抵抗するマリーナ(写真↑)そのものだ。そもそもオープニングに出て来るイグアスの滝、2人で行こうと決めた場所だ。すべての川を寄せ集めて合流するというトランスフォールということなのだろうか。
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Posted by y0780121 at 20:27│Comments(0)clip!洋画ナ行 | ★3