2018年02月25日

blank13〜妊娠3か月と余命3か月の狭間で3

blank13公式サイト。 はしもとこうじ原作、齊藤工監督・出演(斎藤)。高橋一生、松岡茉優、神野三鈴、大西利空、北藤遼、織本順吉、村上淳、神戸浩、伊藤沙莉、川瀬陽太、岡田将孝、くっきー、大水洋介、昼メシくん、永野、ミラクルひかる、曇天三男坊、豪起、福士誠治、大竹浩一、細田香菜、小築舞衣、田中千空、蛭子能収、杉作J太郎、波岡一喜、森田哲矢、榊英雄、金子ノブアキ、村中玲子、佐藤二朗、リリー・フランキー。伊丹十三監督の「お葬式」となぜか「深夜食堂」の合わせ技のような。
受付係の松岡茉優、お隣の寺で盛大に催される同姓の人の葬式と間違えられて困惑するのだけれど、作り過ぎと言えば作り過ぎ。けれどこのシーン脳内妄想ぽいところがないではない。松岡の前作「勝手にふるえてろ」にも妄想シーンがあった。「お隣の葬式が本当じゃないの」という心の叫びなのかも。
松岡は弟(高橋一生)の婚約者役なのだけれど、既に妊娠3か月。13年不在だった挙句に余命3か月の父のフランキーに平仄合わせ過ぎ。まして父帰るでも母(神野三鈴)は葬式をさぼり、兄(斎藤工)もいやいや参列している状態なのに逃げ出そうとは思わなかったのか。寂しすぎるわが方の葬式でしおらしく振舞うが、松岡が一番将来に途方に暮れている筈。重しとなっているのは妊娠3か月の身重の身。もう一つの「余命3か月」からはいよいよ解放されるのだから最後の我慢なのかも。
それにしても兄の大手広告代理店はともかく、弟は現金輸送車輸送員って、どうなんだろ。まさか現金輸送車ごと強盗を計画してるんじゃないだろね。松岡の妄想も合わせて2兄弟とも妄想にふけっているのじゃあるまいか。兄が勤める大手広告代理店なら大きな花輪が送られて来るだろうし、同僚や上司も参列し、幹部からは弔電も届くだろう。家庭の状況を考慮して葬式を仕切る手助けがあっても不思議じゃない。大会社なら正社員には手厚い。
ところが実質的に仕切るのは個人の知り合いと称する佐藤二朗(笑)。この人の話芸はいつもながら天才的。いつの間にか葬儀会場が「深夜食堂」的な場になる。あの坊さんまでも仕切って何とか寂しい葬式を盛り上げようとする。
そうなると個性的?な参列者たちも実はさくらなのかと思えてくる。13年も失踪してればほとんど忘れられているだろう。ひょっとして参列者達は「グレイテスト・ショーマン」の「ユニークな人々」のような。現にお隣の豪勢な葬式にも泣き屋さんが出ていた。広告代理店ならそんな演出も可能かも。
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Posted by y0780121 at 21:41│Comments(0)clip!邦画A-M | ★3