2018年03月30日

ヴァレリアン 千の惑星の救世主〜フランス風スター・ウォーズ3

valerian公式サイト。フランス映画。原題:Valerian and the City of a Thousand Planets。ピエール・クリスタン、ジャン=クロード・メジエール原作、リュック・ベッソン監督。デイン・デハーン、カーラ・デルヴィーニュ、クライヴ・オーウェン、イーサン・ホーク、リアーナ、クリス・ウー、ジョン・グッドマン、ハービー・ハンコック、ルトガー・ハウアー。28世紀を舞台にしたスペースオペラ。惑星ミュー(パール星)の風景やヒューマノイドはサルバドール・ダリジョルジョ・デ・キリコのシュールな絵画を動画化したような風情だ。
何故かタイトルからジル・ドゥルーズフェリックス・ガタリの「千のプラトー 資本主義と分裂症」を連想してしまう。著書の中にあるリゾーム(地下茎)という概念、宇宙飛行におけるワープ航法に似てなくもない。
このパール星人たちのイメージは、パリを拠点にしているパフォーミング集団山海塾を思わせる。思えば、フランス風なのは頷ける。彼らは全身真珠塗なのだけれど、白塗りは「地獄の黙示録」や「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でもあった。宇宙人的には「スター・トレック BEYOND」にも白塗りぽい宇宙人が登場していた。そもそもその他の宇宙人たちは「スター・ウォーズ」シリーズに登場する宇宙人とそっくりと言うか、レンタルと言うか。
valerianそもそも本作に出て来るアルファという巨大化した宇宙ステーション、今現在、現実に地球を周回している国際宇宙ステーションがその後もレゴ細工みたく継ぎ足し継ぎ足しでできたもので、言わば栄螺の貝のように大きくなった感じ。ところで、ミュー(パール星)にも貝殻が散らばっていて貝の内側は真珠のような色合いなのも偶然と思えない。
パール星自体、若きヴァレリアン少佐(デイン・デハーン)の夢として描かれているが、夢か現かはっきりしない。パール星人自体、思念を宇宙に放つ能力があるらしく、ある意味夢が救難信号化しているような。パール星は30年前滅亡したと言うのだけれど、宇宙移動が超簡単になった時代、30年前とは過去であっても過去でないような。ちなみに“Valerian”って、訳せば春女郎花(ハルオミナエシ)という草花なのだそうな。何か種子が宇宙に飛び散るイメージがないではない。
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Posted by y0780121 at 18:54│Comments(0)clip!洋画ウ | ★3