2018年04月05日

レッド・スパロー〜プーチン版わたしを離さないで4

redsparrow1公式サイト。原題:Red Sparrow。ジェイソン・マシューズ原作、フランシス・ローレンス監督。ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ、サーシャ・フロロヴァ。配役の妙が光る。怪我でバレリーナからスパイ学校に転身するドミニカ(ジェニファー・ローレンス)、その校長がランプリングだと、どうしても「わたしを離さないで」を連想させる。
実際、スパイ学校ではランプリングがおよそあり得ないようなハニートラップのための凌辱的訓練を平然と強いるし、女スパイ候補はみな同じ服装をさせられる。ドミニカも全裸になり、前の大事なところだけカメラワークで見せなくしただけ。ドミニカの学友になるアーニャ(サーシャ・フロロヴァ)はスパイ学校の生徒の癖にこんな無邪気でいいの? と思えるくらいなのだけれど、ある意味洗脳されて無邪気化しているのかも。その意味でも「わたしを離さないで」と類似している。
redsparrow2もう一人、スパイ養成所の大御所、ドミニカの叔父のワーニャ役のマティアス・スーナールツはロシア大統領である若い頃の、KGB時代のウラジミール・プーチンをどうしても連想させる。まあ、意図的配役なのだろう。
そもそもドミニカのスパイ転身もワーニャとの縁戚からなのだろう。バレリーナとしての才能で重宝がられていたのがスパイになるというのは、何故か平昌五輪女子フィギュアスケートで金メダルを取ってプーチンの覚えめでたいあの人まで連想させる。ロシアではバレリーナのプリマも女子フィギュアスケート金メダリストも国家的ヒロインなのだ。
一番印象に残る台詞はランプリングの「冷戦構造は崩壊したのではない。冷戦が散らばっただけ」と言うこと。実際、現実を見るとその通りで、散らばったのをかき集めればまた冷戦になる。プーチンがこれまでやってきたことはそういうことだろう。本作ではそのワーニャもアウトになって殺されるのだけれど、これは希望的観測なのか。
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Posted by y0780121 at 20:09│Comments(0)clip!洋画ル-ロ | ★4