2018年05月01日

ザ・スクエア 思いやりの聖域4

square公式サイト。スウェーデン=ドイツ=フランス=デンマーク。リューベン・オストルンド監督。クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー、クストファー・レス。原題の“square”は「正方形」、「四角い広場」以外に「公平、正直」という意味もある。ストックホルムのモダンアートの学芸員クリスティアン(クレス・バング)も他人への思いやりを表すインスタレーション「ザ・スクエア」を企画したのだが。
旧宮殿の広場(スクエア)に彫られた「スクエア」。ところがそのスクエアでクリスティアンは財布と携帯電話を万引きされてしまう。突き止めたのは貧民街。そこの一戸一戸に「名乗り出ろ」というチラシを入れる。そもそも人々を公平に扱おうという企画の割に自分たちの「スクエア」外の人間は対象外らしい。
案の定というか、そこに住んでいる少年に「僕が泥棒扱いされた」と抗議される。実際、その少年は犯人ではないのだろう。そもそもクリスティアン、なぜ警察に届けて捜査してもらわないのか。警察に知られると困ることでもあるのか。まさかあのスクエア、警察に煙たがれているとか。あるいは警察も「スクエア」の埒外なのか。
最初、すべてパフォーマンス・アートの一部なのかと思ったのだけれど、実際どこまでがパフォーマンスなのか分からなくなる。パーティー会場での文字通り猿真似のパフォーマンスってアートなのか本物の〇キなのか訳が分からない。実際、女性は恐怖におののいている。「独り善がりのスクエア」を絵に描いたようなパフォーマンスだ。
ところで、この広場に描かれた四角、何か既視感あるなあと思っていたら村上春樹の「騎士団長殺し」だった。伊豆高原のサナトリウムの部屋の床に四角い入口が空いて主人公が地下トンネルを伝って小田原の山荘にある祠に戻るのだけれど。
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Posted by y0780121 at 23:50│Comments(0)clip!洋画ザ | ★4