2018年05月15日

おだやかな革命〜穏やか過ぎるのが難点3

odayakakumei公式サイト。いでは堂製作、渡辺智史監督、鶴田真由ナレーション。佐藤彌右衛門(会津電力社長)、小林稔(飯舘電力社長)、平野彰秀、平野馨生里、井筒耕平、牧大介、辻信一(文化人類学者)、枝廣淳子(アル・ゴア「不都合な真実」邦訳者)、広井良典(京都大学こころの未来研究センター教授)、飯田哲也。3.11後の自然エネルギーによる地域再生を目指す人々の取り組みを描く。
もっとも印象深いのはやはり水車(写真↑)だろうか。もう風力発電機とか太陽光パネルは見飽きた。水車というのは最も古典的な自然エネルギー源取り出し装置だ。明治時代の文明開化以前からあった再エネだ。瑞穂の国、日本ならもっともっと見直されてい。
只見川の只見ダムとか田子倉ダムが紹介されていたが、ダムだって「ダムは無駄」などと言っている場合じゃない。過疎化が進めば廃村をダムで沈めて巨大水力発電所を新たに建設してもいい。本作で紹介された岡山県西粟倉村だってその気になればダム建設検討してもいいのではと思える。いずれにしても欧州を手本にしすぎているせいか、水力に対して無関心な気がする。本作で紹介される岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)村用水路発電もいいが、大小織り交ぜて水力を見直した方がいいのでは。白山中居神社の佇まいが一番説得力感じられるようじゃ困ったものだ。
ちなみに発電量がどれだけのものかさっぱり分からない。別に少なくてもかまわない。正直に申告すべきだろう。
残念なのはオープニング早々、原発事故が描写されているところ。実際に原発事故が起きてしまったのだから仕方ないのだが、だから自然エネルギーという流れはどうなんだろう。事故があってもなかってもこの流れは避けようもない筈だ。原発にとらわれると本筋が見えにくくなる。
反火力発電なら分からないでもないのだけれど。実際に日本の全発電に占める火力発電は原発の大部分が停止している今、約8割を占める。つまりは地球温暖化の原因であるCO2は今もダダ洩れ状態。地球温暖化と原発事故とでは同じリスクでも次元が違う。違い過ぎる。
秋田県にかほ市の風力発電機もたった一基というのも何だか寂しい。市民頼みではなく国、自治体、電力会社挙げてもっともっと立てられてしかるべきだ。あまり「市民」を強調すると、却って広がらない予感がする。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Posted by y0780121 at 19:45│Comments(0)clip!ドキュメント邦画 | ★3