2018年06月22日

焼肉ドラゴン〜大阪の空の下3

yakiniku公式サイト。鄭義信監督。真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、根岸季衣、イ・ジョンウン、キム・サンホ。時は万博直前の1969年から万博直後の1971年までの大阪府豊中市の伊丹空港南端の延長線上にある在日韓国人のホルモン焼肉屋。何故か今問題になっている森友学園敷地に結構近い。しかも国有地だからなおのこと。
そもそも「人類の進歩と調和」の大阪万博会場と近接している場所だ。アメリカ館で月の石を見てきたとか経験談はあるが、会場そのものは出て来ない。まあ、会場を再現するのは大変だろうから、代わりに太陽の塔の模型がお土産として出て来る。
それにしてもあばら家然とした家並みの中で三姉妹の最年少、美花役の桜庭ななみの美しいこと(写真↑)。もっとも、当時は木造家屋の長屋はざらにあった。今でもあるだろう。文字通り掃き溜めに鶴の美しい花だ。ファッションもその時代風。当時は猫も杓子もミニスカートだったが桜庭もミニだ。
店主の龍吉(キム・サンホ)は戦争で片手を失いながら必死で支えている。が、いじめに遭っている時生(大江晋平)は自殺する。自殺した空地から見える山並みの向こうは多分、朝鮮半島の方向だろうか。
けれど、一家はばらばらで哲男(大泉洋)夫婦は北朝鮮に行く。当時、一部では「地上の楽園」と喧伝されていたが「釜ヶ崎みたいなところらしいよ」と彼らは幻想を信じていない。それでも北に帰る。もう一方の夫婦は韓国、もう一方は日本にとどまることを選択する。多分、三組は永遠に再会することはないのだろう。泣くシーンはないが泣けてしまわなければならないシーンだろう。
「人類の進歩と調和」って、実は本作に出て来ない。とにかくにぎやかな祭りが近隣でやっていたというだけの話だ。

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Posted by y0780121 at 23:49│Comments(0)clip!邦画ヤ行 | ★3