2018年09月30日

夏目友人帳〜うつせみに結ぶ〜4

362186_001公式サイト。緑川ゆき原作。大森貴弘総監督、伊藤秀樹監督。(声)神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、藤村歩、村瀬歩、伊藤美紀、伊藤栄次、堀江一眞、佐藤利奈、木村良平、菅沼久義、沢城みゆき、石田彰、ゆきのさつき、川澄綾子、岡村明美、黒田崇矢、チョー、松山鷹志、下崎紘史、知桐京子、小峠英二、西村瑞樹、島本須美、高良健吾。「夏目」と「猫」で連想するのは夏目漱石だろう。
取り分け、しゃべれる猫は「ニャンコ先生」と呼ばれている。これで連想するのは「こころ」だろう。「こころ」の「先生」は自殺するのだけれど、本作も死臭が漂う。ニャンコ先生も訳わからん「死」を迎える。そもそも主人公夏目貴志は両親をなくし、やはり妖怪を見られた祖母のレイコももういない。独り言言って友達からは疎んじられている。
natsume「こころ」を書いた漱石は鬱病だったらしいが、貴志も鬱病の気があり、友達はいない。若い頃のレイコ(写真↑)は友達がおらず天涯孤独で強がりで、その裏返しとしてなのか心理的補償なのか妖怪が見られた。「友人帳」と言うのも人間の友人ではなく妖怪のだ。ただ一人除いて。
鬱の気は貴志の幼少期、レイコからの影響だろうか。その唯一の人間の津村容莉枝は切り絵作家。この切り絵もまた現実と空想の境目だろう。空中に漂う凧のような妖怪も切り絵ぽい。
切り絵と似た役回りは壁。壁の中でしか生きられないもんもんぼうも貴志の心理的補償だろう。
その意味でニャンコ先生も貴志の心理的補償。なぜ三つに分かれたのか。行先見ていると、みんな孤独な人間に居候している感じ。猫二匹重なると言葉を発せられるのは独り言ではなくなるからかもしれない。
ちなみに美しい滝に導かれる貴志。これも憧れの多軌透(写真↓)のもじりぽい。名取周一という名は文字通り、名前を取る役柄。その意味で「言の葉の庭」の少年少女編ぽい雰囲気がある。
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Posted by y0780121 at 21:16│Comments(0)clip!アニメ邦画ターワ | ★4