2018年10月09日

散り椿〜死んでなお麻生久美子が引っ張る3

chiritsbaki公式サイト。葉室麟原作、木村大作監督、小泉堯史脚本、加古隆音楽。岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、駿河太郎、渡辺大、麻生久美子、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二。葉室麟原作ものは「蜩ノ記」以来。岡田准一の殺陣も「蜩ノ記」で既に片鱗を発揮していた。江戸時代、享保の頃の話。
椿の花は散る時はまとめてどさっとまとめて落ちる。散ってもしばらくは花の香を保ち続ける。まあ、寒椿で冬の花だから散っても腐食しにくいこともあるが。追想場面を除くとオープニングタイトル前に早々に退場する麻生久美子が実は最後まで引っ張る。タイトルの散り椿は病死する麻生久美子のことだろう。最後まで凛として死んでなお黒木華に勝っている。岡田と麻生の共演は2009年の「おと・な・り」以来。麻生は基本変わっていないが岡田は随分雰囲気変わった。
雪の降る稽古のシーンは自ずと中国映画「グランド・マスター」のチャン・ツィイーの演武を想起してしまう。岡田の腰の入った殺陣も実はチャン・ツィイーをモデルにしているんじゃないかと勘ぐってしまう。本作も剣術のグランド・マスターたち「四天王」の物語だ。音楽監督は梅林茂だったが、本作の音楽監督は加古隆。あの「NHKスペシャル 映像の世紀」の作曲者だ。ただ、本作の音楽、どこか「ゴッドファーザー 愛のテーマ」と似ている気がする。
これに対し、池松壮亮はどうも時代劇に合ってない気がする。岡田に剣術を鍛えてもらってもなお殺気が感じられない優男のまんまだった。緒形直人も「四天王」の割に熱気が感じられない。
ラストで原作者も昨年末散っていたことを知った。
ところで、「劔岳 点の記」、「春を背負って」の監督らしく北アルプス山岳地帯がロケに使われていた。多分、上高地の奥の徳沢園か横尾山荘付近か。
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Posted by y0780121 at 23:08│Comments(0)clip!邦画タ、チ | ★3