2018年10月13日

日日是好日〜樹木希林の遺作3

364295_002公式サイト。森下典子原作、大森立嗣監督。黒木華、樹木希林、多部未華子、原田麻由、川村紗也、滝沢恵、山下美月、郡山冬果、岡本智礼、荒巻全紀、南一恵、鶴田真由、鶴見辰吾。樹木希林の遺作。希林は茶道のお師匠さんなのだが、黒木華、多部未華子がいるので老若バランスが取れている。お茶そのものより庭先の緑の季節の様変わりが美しい。
そもそもタイトルの「日日是好日」は「毎日毎日が平和なよい日」(広辞苑)で、別に天気が毎日晴れていて良い、ということじゃない。思えば樹木希林の人生も「ちゃんと生きるっていう事は、何でもない事をやるしかない」という樹木希林本人の人生観と合っている。
普通、茶道の家元は基本的に男性が多いようだが、そういう常識も希林が演じると不自然さを感じさせない。本作では男性は背景にいるだけ。
何か知らないが、庭が中心に動く「モリのいる場所」と地続き感がある。みんな庭を見ているし。
その庭が季節が変わるたびに変化するのだが、多部未華子が「これが日日是好日の意味だったんだ」と呟く。夏の暑い日も紅葉する秋の日も、雪が降る冬の日も草木が萌え出る春の日も、それぞれの日々はみな好日なのだと。
お茶は季節を問わず飲める。「毎年同じことができるのが幸せ」という希林の台詞と相通ずる。それはまた毎日お茶を飲める日々の幸せだろう。とうとう道に迷っていた黒木華も茶道で生きることを決意する。それがまた季節の移り変わりのように自然なのだ。実のところ、黒木華の佇まいが最高に良い。
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Posted by y0780121 at 23:10│Comments(0)clip!邦画ナ、ニ | ★3