2018年11月30日

へレディタリー/継承3

365276_004公式サイト。原題:Hereditary。アリ・アスター監督。トニ・コレット、ガブリエル・バーン、アレックス・ウォルフ、ミリー・シャピロ、アン・ダウド。原題は遺伝的継承とか、世襲の、親譲りの、という意味で、必ずしも遺伝的継承という訳ではない。何か一家の思い込みが連鎖して奇妙なことが起きる風な。
一番感じたのはチャーリーを演じるミリー・シャピロが「きみがぼくを見つけた日」のクレア(ブルックリン・プルー)とよく似ているなあ、ということ。
けれど、チャーリーは可愛くなくなっていく。元々可愛い女の子がどんどん怖い顔になっていくから余計に怖くなる。
これも母親アニー(トニ・コレット)の妄想なのかと気がしないでもない。母親が一番妄想に取り付かれている。そもそもは祖母の死がきっかけらしいのだが、よほど祖母を頼りにしていたのか。父が精神分裂病で餓死し、兄が被害妄想で自殺し、そして自分も夢遊病に悩まされるいる。先天性遺伝による精神疾患がいずれは自分の子ども達にも発現するだろうとアニーは恐怖している。
アニーは建築設計が仕事で、実際には模型の家で凶事が起きる。では全てアニーの夢の中での出来事なのか。と言うと実際に悪夢を見て起きるのは息子のピーターだ。まあ、夢の中の夢ということなら、お互いの悪夢が共時的につながっているのか。だけど、悪夢を見ること自体、既に悪魔に取り付かれている証拠のようだ。模型と現実の境目がだんだんなくなっていくような。
娘のチャーリーは祖母の葬式の時点で悪魔が乗り移っているようで、悪魔の落書きをしている。
そんな中で、夫のスティーブ(ガブリエル・バーン)は至極真っ当でアニーを支えられる筈。どうやら精神的に安定してようがしてまいが、所詮は時間の問題らしい。と言うか、スティーブは最後までまともだったために本当に全身を焼かれるようだ。乗り移るか、さもなくば死だ。とうとうピーターまで圧倒されておかしくなる。
それにしても、一頃流行ったポルターガイスト風の音など、ホラーとしての手口はかなり古典的。パイモンという悪魔が出て来るが、男なのか女なのか分からない格好らしい。
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Posted by y0780121 at 22:31│Comments(0)clip!洋画ヘ、ホ | ★3