2019年09月08日

いなくなれ、群青4

367777_003公式サイト。河野裕原作、柳明菜監督。横浜流星、飯豊まりえ、矢作穂香、松岡広大、松本妃代、中村里帆、伊藤ゆみ、片山萌美、君沢ユウキ、岩井拳士朗、黒羽麻璃央。「階段島」という摩訶不思議な島。島が舞台という設定は閉鎖系であるため好都合なことが多いようだ。
実際にその島には無限階段のような階段がある。本来なら島の最高地点以上に階段は続かない筈なのだが。このイメージ、大体において「天国への階段」(↓)ぽい。

恐らくは旧約聖書に基づいた「ジェイコブス・ラダー」のような。実際、映画作品ばかりかJacob's Ladder (Saint Helena)と名付けられた699段、高度差183メートルの階段があるという。日本にも山形県の山寺は1070段あるが標高差では159メートルで負けている。
この島は一応、町としての体裁があり、学校もある。けれど、人々は人格の一部を奪われたというか、健忘症にかかっているというか。彼ら彼女らはなぜこの島にいるのかすら知らない。主人公の七草(横浜流星)という名前が質屋の質草に通じるものがある。人々は質草なのだ。島全体が質屋と考えればいいのかもしれない。
ヒントぽいシーンとして公衆電話がある。最初、ピンク色の電話が近づくと赤電話になる。通信手段がタイムスリップしているということに不思議な幻惑感がある。連想するのは「わたしを離さないで」だろうか。
それにしても、若い女の子たちはみんな似たような顔をしていて見分けにくいったらありゃあしない。真辺由宇(飯豊まりえ)はさすがに出て来る頻度が高いので覚えてしまったが。実は七草が由宇を見初めたことが物語を起動させたようだ。飯豊まりえはなかなか根性のある面構えで今後も期待できそうだ。
多分、2人とも既に死んでいるんだろう。
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Posted by y0780121 at 23:16│Comments(0)clip!邦画イ | ★4