2019年09月11日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド4

sowhat公式サイト。原題:Once Upon A Time In Hollywood。クエンティン・タランティーノ監督。レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント、ジュリア・バターズ、オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、ブルース・ダーン、マイク・モー、ルーク・ペリー、ダミアン・ルイス、アル・パチーノ、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、マイケル・マドセン。タイトルは“Once Upon A Time In America(1984)”のもじりだろう。
あ、マカロニウエスタンの“Once Upon A Time In The West”(邦題:ウエスタン=1968年)もあった。そう言えば、クラウディア・カルディナーレは本作の実質的主役のモデルで1969年年8月9日に悲劇的死を遂げたシャロン・テート(マーゴット・ロビー)に匹敵する。しかも、この2人、共演してたんだ。さらにマカロニウエスタン出演話まで盛られている。
本作ではその悲劇直前で寸止めされている感じ。ま、あまりに惨たらしいシーンを再現する訳にもいかないし。ちなみにミニスカート全盛期。時にはパンティ丸見えのサービスショットも。
現実にテートが殺害された時、スティーブ・マックィーン(ダミアン・ルイス)はテート宅のパーティーに招待されていて、自分も狙われているらしいと知って近所の自宅で拳銃を取り出し戦闘態勢に入っていたという。もしマックィーンが本気で立ち向かって映画のように活躍していたら、現実と映画の垣根を破ったヒーローになっていた筈だが、残念ながらそうはならなかった。ダミアン・ルイスはちょっと、とっぽい若者って感じがするが、当時からマックィーンは凄みのあるオーラを放っていた。
犯人はマンソンファミリーというカルト集団のチャールズ・マンソン。映画でも描かれているが、テートはその時子供を宿しており、実質には2人殺害されたことになる。テートは「子を宿してるから殺さないで」と懇願したそうだが、聞き入れられなかった。何ともはや残虐の極みだ。
ディカプリオが演じるダルトンとピットが演じるクリフは俳優としては小物過ぎて現場に居合わせるのはさすがに無理がある。実際、現代を代表すべきディカプリオとピットが束にかかってもテートの持つオーラには全くかなわない。今の俳優と過去の俳優を単純に比較するのには無理があるのを承知で言えば、テートは文字通り雲上人で、ただそこにいるだけで神々しいまでにオーラ感を見せびらかしている。存在感の重さが違う。演じたマーゴット・ロビーも凄かったが、唯一かなわないのは彼女がテートじゃなかったことぐらいか。
だからこそマンソンをして殺したくなる衝動にかられたのかもしれない。今の俳優は職業として人間を演じているが、昔の俳優は、俳優である前に巨大な存在感を持っていて存在感だけで人を圧倒していた。
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Posted by y0780121 at 09:36│Comments(1)clip!映画ワ行 | ★4
この記事へのコメント
私は、タランティーノのあまりのハリウッド愛によって、「歴史」を捻じ曲げたのだと思います。
実在しない2人を設定し、腕っ節と火炎放射器で退治してしまったのではと。

だからこその、あの妙に平和なエンディングだったのではないでしょうか

Posted by onscreen at 2019年09月14日 10:20