2020年02月09日

犬鳴村2

001公式サイト。英題:Howling Village。清水崇監督。三吉彩花、坂東龍汰、古川毅、宮野陽名、大谷凜香、奥菜恵、須賀貴匡、田中健、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子。「犬鳴村」って、犬は鳴くものだからあまりホラーぽくないじゃないか、と思ったら、実際に福岡県に「犬鳴」という大字の地があり、犬鳴峠があるのか。そして、あの、この世とあの世を結んでいるような廃墟のトンネル‥‥。
もう、このロケーションで決定的。場所が全てのような作品。と思ったら、血縁の問題が絡んでいた。臨床心理士の森田奏(三吉彩花)は知らないが、父(高嶋政伸)は知っているらしい。そもそも奏自身が臨床心理士という職に就いていること自体が不思議だ。父は反対するか、もしくはぞっとしていい筈。何か父も娘も目に見えない何かに支配されている雰囲気が仄見える。三吉彩花は必要以上に肌が白いのも気のせいか。だから“衝撃のラスト”も大体は予想できた。
何か昭和の香りがするんだけど、配役からも匂ってくる。田中健は昭和真っ盛りの「青春の門」の主演で、舞台は筑豊、本作と同じ場所だ。そもそも田中の出生地が筑豊だ。高島礼子も昭和の残り香を漂わせている。
それにしても、幽霊が見える人には見えるという、ある意味堂々と出て来たり、いかにも昭和的だ。一応、ダムで水没して村は既に沈んでいるとか、現実的な設定もあり、実際に電話ボックスが水没して溺れ死ぬシーンもある。
だけれど、そうなると現実世界そのものが二重になってしまい、あのトンネルがその異次元世界の門になってしまう。どうせなら炭鉱の穴にしてしまい、落盤事故の犠牲者が幽霊になって潜んでいるということにした方がより説得力があったのかも。炭鉱のトンネルだって水没するのだろうが。
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Posted by y0780121 at 07:13│Comments(0)clip!邦画イ | ★2