
魅力的な悪役の存在は、その映画を忘れられない傑作に昇華させてくれる。
そこで今回は、映画史に残る魅力的な悪役達をその動画と共に紹介したい。
BEST 10 「ノーマン・スタンスフィールド」(ゲイリー・オールドマン) 登場作「レオン」

映画史に残る「吐き気を催す邪悪キャラ」の一人。
麻薬捜査官でありながら、ありとあらゆる悪事に手を染める悪人をゲイリー・オールドマンが見事に演じている。
あまりの悪人っぷりに、ラストの爆発シーンでは映画館で拍手が起こったほど。
BEST 9 「フランク・ブース」(デニス・ホッパー)登場作「ブルーベルベット」

短気でサディスティックな変質者であり、性的興奮を高めるために呼吸器からガスを吸う等の奇行を見せる。
一見、のどかで平和に見える田舎町の暗部を象徴するキャラクター。
BEST 8 「ボビー・ペル」(ウィレム・デフォー)登場作「ワイルド・アット・ハート」

ストッキングをかぶりながらほくそ笑むシーンがとにかく気持ち悪いことで有名。
また、壮絶で滑稽な死に様も必見である。
BEST 7 「カール・ショウォルター」(スティーヴ・ブシェミ)登場作「『ファーゴ」

スティーヴ・ブシェミを世界的に有名にしたコーエン兄弟の傑作。
「変な顔」の小悪党であるブシェミが、雪だるま式に犯罪に手を染めていく様はおかしくも悲しい。
BEST 6 「トミー・デヴィート」(ジョー・ペシ)登場作「グッドフェローズ」

瞬間湯沸かし器型の悪人といえば、グッドフェローズのジョー・ペシだろう。
笑い話をしていたかと思えば次の瞬間にキレて撃ち殺すという、絶対に飲み会で同席したくないキャラクターである。
BEST 5 「アレックス」(マルコム・マクダウェル) 登場作「時計じかけのオレンジ」

暴力とベートーベンを愛する少年アレックス。
彼が「雨に歌えば」を歌いながら暴行を働くシーンは、明るい朗らかな歌と陰惨な暴力の対比が強烈な印象を残す。
BEST 4 「アントン・シガー」(ハビエル・バルデム) 登場作「ノーカントリー」

圧縮空気のボンベで人を殺しながら、主人公をひたすら追跡してくる不気味な殺し屋。
物語後半では、もはや人間を超越した「死の使者」にも見えてくる。
BEST 3 「ハンニバル・レクター」(アンソニー・ホプキンス) 登場作「羊たちの沈黙」

殺人鬼でありながら、紳士的で独特の美意識を持つ魅力的なキャラクター。
本作はアカデミー賞主要5部門を制したが、特にレクター博士を演じたアンソニーホプキンスの演技は高く評価されている。
BEST 2 「ハンス・ランダ大佐」(クリストフ・ヴァルツ)登場作「イングロリアス・バスターズ」

「ユダヤ・ハンター」の異名をとる、残忍なナチス親衛隊大佐。
クリストフ・ヴァルツが4ヶ国語を巧みに操り、見事に演じている。
登場するだけで、物語に緊張感と興味の持続を与える素晴らしいキャラクターである。
BEST 1 「ジョーカー」(ヒース・レジャー) 登場作「ダークナイト」

善悪とは何かを問いかけ、人々の価値判断を揺さぶる悪魔的なキャラクター。
ヒース・レジャーは、本作で一ヶ月間ホテルに閉じこもり、ジョーカー独特の声や笑い方を作り上げるなどの役作りを行った。
ダークナイトの完成を待たずして、急性薬物中毒により死亡。死後アカデミー助演男優賞を受賞した。

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