中国の程永華駐日大使は27日、東京都内の日本記者クラブで2月の着任以来初めて記者会見した。中国海軍の艦船が沖縄本島と宮古島の間の公海を通過したり、海軍ヘリが自衛隊の護衛艦に接近した動きを日本側が問題視したことについて「相互信頼の精神に背く」と不快感を示した。

 程大使は海軍の演習について「国際的なルールに従い計画を公表した上での行動」と述べた。その上で「(双方が)接近した地点はむしろ上海沖で、宮古島の海峡からはるか西の中国に近い所だった」と指摘した。

 さらに「(仮に)日本の軍事演習で、中国の軍艦にしつこくつきまとわれた時はどう思うのか」と述べ、日本側の対応を批判した。

 また、中国の軍事力増強に対する日本の懸念については「中国の面積、人口を見れば各国と比べてもそれほど強いとか、脅威と見られるようなことはない」と説明し、「(中国軍は)決して侵略的な方向を取ることはない」と理解を求めた。

 一方、混乱する米軍普天間飛行場移設問題に言及し「意見を述べる立場にない」と断りながらも「(一般論として米国の軍事力の矛先を)中国に向けるべきではない」とくぎを刺した。

 開幕が迫る上海万博のPRソングが岡本真夜さんの曲の盗作との疑惑が浮上している問題については「知的所有権にも著作権に対しても真剣な態度を取っている。(盗作なら)厳しい姿勢で臨まなければならない」と語った。【工藤哲】

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