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やっと観た、観そびれてた映画。 に参加中!
子供の頃に遊びに行った常磐ハワイアンセンターに
こんな歴史があったなんて知りませんでした。

各映画賞を次々と受賞したその評判通り、
ひじょーに感動的な映画です。

(泣きのツボだけに関して言うと
「ALWAYS三丁目の夕日」のほうが多かった気がする)



いろいろと感想もあるし、好きな場面を列挙したいくらいですが、
一番心に残ったのは「本気が人を動かす」ということですかね。


以下、ネタバレあり。
まず。

意外かもしれないけど、この映画は全体的に暗い雰囲気です。
炭坑のもつ独特の気配に起因するんでしょうね。

長年にわたり土地の人々を支えて来た炭坑が
次々と閉山へと追い込まれるという重苦しい不安。


以前観た「ブラス!」という映画を思い出したのですが
やはりこの作品も、次々と炭坑が閉鎖されていく状況にある
イギリスの地方都市を舞台にした作品で、共通するものを感じました。



石油に取って代わられる運命の石炭。

福島の炭坑会社は、そんな炭坑事業に見切りをつけ、
レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を設立し、
失業者を救済する計画を立てた。
その目玉として企画されたのが、炭坑の娘達によるフラダンスショー。

代々、炭坑一筋で働いて来た人々は
「労働とは死と隣り合わせ、命を張ってやるもの」という
強い自負を持っています。


そこに、都会からダンサー先生がやってきて
村の娘にフラダンスを教え始めます。
当然、親達は、娘が人前でニコニコしながら踊りを踊って金を稼ぐことに
強い嫌悪感を示すわけです。



しかし、そういう考え方に真っ向勝負を挑んだひとりの娘がいました。
それが蒼井優演じるキミコです。

キミコは、ダンスの先生(松雪泰子)が踊るタヒチアンダンスに憧れ
ダンスレッスンに打ち込みます。


そんな娘が許せない母親(富司純子)は、キミコを勘当しますが、
家出もなんのそのでキミコはレッスンを重ねてメキメキ上達、
紆余曲折を経て、ダンサー達のリーダーへと成長します。


で、その後も色々とスッタモンダがあり・・・


そんなキミコと母親の間の確執にも、ついに雪解けが訪れます。
このシーンが秀逸です。

娘の「本気」が、かたくなな母の心を動かすんですねぇ。




変わらなきゃいけないと思って、即、行動できる人。

変わらなきゃとわかっていても行動に移せない人。

変わりたくない人。

この3つが、バランス良く描かれているのも良いなぁと思いました。




逆境に立った時の自分は「わかっちゃいるけど動かない」人間です。
行動に移さないための言い訳も上手です。
良いのか悪いのかわからないけど、
「現状に満足できるよう自分を仕向ける」のも結構得意だったりします。


最近、特に仕事の場面においてよく思うのですが、
人を動かすのは「本気」であって、
それは、周囲と戦えてしまうくらいの熱意、なんですよね、きっと。

こんな青臭いこと書いて恥ずかしいけど
自分の尊敬する人は、職場の先輩でも、ピアニストでも、
みーんな戦ってます。

そういう人達を見習いたいと思う反面・・・

でも、無理に戦わず、自分に追い風が吹いて来るのを待つのも
ひとつの考え方だと思ったりして・・・


まぁ・・・こんな漠然とした感想が
浮かんでは消え、消えては浮かんでいる毎日です。



ところで、蒼井優という人は、才能豊かな女優さんですねぇ〜
Drコトーの時も良かったけど、フラガールはもっと良い!
松雪泰子もハマリ役ですね。


最後のダンスシーン、
「ウォーターボーイズ」や「スゥイングガールズ」を彷彿とさせますが、
吹き替え無しでこのダンスは、相当練習したんでしょうね。
演じる女優陣に拍手!!

ハッピーエンドだし、久々にジーンとする映画でした。