紀州檜の香る家 ワイツー設計(株)のブログ

和の達人が数寄屋風住宅の設計・施工監理を通じて、家作りの事をいろいろな角度から、発信していきます。

紀州檜の香る家-048-茶事

[茶席開きの茶会]



Y邸は 和室をただの和室ではなく
“茶室として 茶事にも対応できる機能を
兼ね備えた和室” をテーマに
庭造りも一体として
トータルで ご提案(設計)させていただいた
数奇屋風住宅です


東京の府中市という閑静な住宅街
数奇屋門の格子戸をくぐり
土塀と庭木に囲まれた
平屋の総紀州檜造りの家


そこで 11月23日 表千家の流儀に従い
『茶席開きの茶会』 が行われ
施主ご夫妻は 茶人としての第一歩目を
踏み出されました
私もその良き日に 御相伴に与り
幸せなひと時を
過ごさせていただきました





『寄付』
 待合床を拝見しながら白湯をちょうだいし
 正客から順に露地草履に履き替え 外腰掛けへ向かいます
寄付ロゴ
 掛物  和   前大徳寺清厳和尚






     『掛花入れ』
      季節の花が 待合での目を和ませてくれます
掛花入れ
      掛花入れ 竹   黒田正弦作






『外腰掛け』
 外腰掛けでは 煙草盆や円座が用意されています
 正客から順に円座に腰掛け 露地の風情を楽しみながら
 亭主の迎えつけを待ちます
外腰掛け







『つくばい』
 露地をゆっくりと進んでいくと つくばい(水場)が見えてきます
 つくばいで 茶席に入る前に 手や口を清めます
蹲







『席入り』
 茶室 ≪楽萩庵≫  にじり口から席入りします
茶室名







『床拝見』
 席入りすると まず床を拝見します 
 この日 床に飾られていた掛物は
 「慶雲生五彩」 (けいうんごさいをしょうず) という禅語
 慶雲とは めでたい時に現れる瑞兆で 五色に彩られています
 五彩とは 青・黄・赤・白・黒の五色の事 
 Y邸は上棟式でも 五彩の旗を絹布で飾って祝った経緯があります 
 Y邸の茶席開きに相応しい 大変おめでたい禅語を推薦させていただきました

『釜拝見』
 床の拝見を済ませたら 次に釜や棚の拝見をします
茶室ロゴ
 掛物  慶雲生五彩  前大徳寺泰道和尚
 花入  不遊環唐銅  山口浄雄作
  釜    阿弥陀    高橋敬典作









       『芸人?余興ショー』
        施主の “ マギー淳 ” さんによる 豪華マジック~♪
マギー淳








       弊社代表  Y2亭  “変鉄”   演じる落語  「みどりの窓口」
       三度の食事より  いいえ  設計より鉄道が好きという
       困った鉄男であります(笑)
変鉄







    『施主ご夫妻と』
      この日 お濃茶はご主人が  お薄茶を奥様がおたてになりました
      緊張の中にも 和やかに時間がながれていきました
      ご家族総出の あたたかい  素晴らしい茶会でした
                     
矢萩様と私
      設計させていただいた茶室  ≪楽萩庵≫  に魂が宿った一日でした






      『茶会の皆様』
        茶道を通して ますます 人の和が広がっていきそうな
        そんな 心地良さを感じさせられる茶会でした
茶会集合

        




紀州檜の香る家-047-設計・監理より-1

[監理の目]


ここまで、お読みいただき デザイン担当 小俣女史 の
「紀州檜の香る家」への思いをご理解頂けたら幸いです。

今回は、私 宇井 が 監理と言う立場でお話しさせていただきたいと思います。
監理は、コスト(工事金額)と 施工(品質)の二つの柱に大きく分けられます。

最初は 「コスト(工事金額)について」 から

設計事務所は、ただデザインをして図面を書いているのではありません。
まず施主様のご予算を伺い、それに見合ったデザイン・設計をしていくことが、大前提となります。
各建材の価格・施工費、国土交通省・業界財団法人発行の単価表、過去の実績と等で積算し、
設計段階の価格を算出します。
また、施工会社ではないですが、材と施工人工の市場動向を常に見ております。紀州材も同じです。
建築物の価格は、各種建材代とそれを作ってくれる人の人件費の集合体です。
「紀州檜の香る家」についても同様の算出をし、設計段階の価格を想定いたしました。
そしていよいよ、見積もり参加に名乗りを上げて頂いた、各施工会社さんに見積もりを依頼します。
今回は、3社にお願いいたしました。

Ichiba-2

皆様は、数寄屋風住宅 紀州檜 無垢材 全て自然素材等 と
お聞きして価格のイメージは、どう思われますか?
おそらくほとんどの方が、高いのではないか というイメージをお持ちになると思います。

日本家屋は手間が掛かり、施工費が高くなる。
国産材は、高い。
まさに呉服・着物の感覚だと。

解りやすい様に紀州の梅干し「南高梅」で お話しさせていただきますと・・・。
東京日本橋のデパートで 一粒 ウン百円 もする 「南高梅」。
地元の人々が普段毎日のように食べているのも、「南高梅」。
高級品と普通品の違いこそあるかもしれませんが、みな同じ「南高梅」です。
私などは、地元の駅前のオババが営んでいる店で漬けている「南高梅」が最高と思っておりますが・・・?!
こちらは、10Kg(一樽)10000円前後  一粒換算 十円台!

材・人件費の需要と供給の関係 が基本ですが、それだけでもないのです。
「南高梅」と同じように 紀州檜 は、紀州と言う名前・ブランド   数寄屋風住宅 は、純和風というイメージが、良い意味・悪い意味で 潜在的な感覚で価格に影響しているのです。
それらを整理し価格の呪縛を解いていく。大変ですが、不可能ではないのです。

ブログ-022-に書かせて頂いたように、「紀州檜の香る家」の建材は、紀州に縁のある人達「木の達人」のつながりによって、良い材料を安く仕入れることができた結果、破格の良心的な価格でできあがりました。

Ichiba-1

(「木の達人」と小俣女史)

「木の達人」曰く 
「紀州材は流通をしっかり見ていたら思ったより高くねーんだ! どんどん使ってくれ!」
次回の弊社設計 「紀州檜の香る家」も 最大限協力して頂けるとのことでした。


「紀州檜の香る家」の施工価格については、弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。

 ワイツー設計ホームページ 

設計段階で材の調達を想定し、設計図書に書き入れる。
良い物を、各業者に無理を強いるのではなく、最大限の協力をして頂けるように設計・監理 をしていく。

紀州材、その他設計・監理に関することは、何なりとお問い合わせ下さい。
ご連絡を心よりお待ちいたしております。

紀州檜の香る家-046-竣工後

[お気に入り写真]





人に写真を撮っていただいて 自分が知らなかった顔が映っていたり
予想外に奇麗? その反対だったり ↓  撮られ方によって
自分が良くも 悪くも映ってしまう経験が あったりしませんか?

設計者にとって 設計した家は プランニングの段階から 模型を用いたりして
どの様にしたら より美しく見せることができるか 常に考えながら設計していきます

ですから できあがった家は 誰よりも どの位置や角度から撮影するのが より美しく見えるのか?
また 照明計画が どの様に反映されるのか? 分かっているつもりです(笑)

そんな意味合いを込めた写真達です








数寄屋門s2










矢萩邸南西s











車路s











格子戸s











全景夜景s2












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