角川春樹氏、俳句結社誌の電子書籍版配信へ(読売新聞)

 俳人の角川春樹さんが主宰する俳句結社誌「河(かわ)」が、6月にKDDIが発売するスマートフォン(高機能携帯電話)で電子雑誌版を配信することが、24日分かった。

 伝統ある俳句結社誌では初の試み。iPad日本発売などで普及が予想される電子雑誌の新たな活用法として注目を集めそうだ。

 「河」は1958年、春樹さんの父、角川源義が創刊し、約4000部。月刊で毎号約5000句を掲載し、春樹さんの提唱する詩歌革新運動「魂の一行詩」の基幹誌ともなっている。春樹さんは俳句愛好者が高齢化する中、「日本の文化の根底にある俳句を、若い世代に広めるには電子雑誌も必要」と電子化に踏み切った。

 配信は、東京都書店商業組合とACCESS社が始める電子雑誌向けサービスを利用し、毎月、有料のアプリをダウンロードすることで、雑誌を読める。ソフトバンクのiPhoneやiPadでの配信も計画しており、将来はツイッター感覚で投句できるようにしたいという。

 春樹さんは、出版・映画界での活動のほか、俳人として読売文学賞や蛇笏賞を受賞している。

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石川議員を午後にも聴取へ 小沢氏の共謀立証可否を確認 陸山会事件で特捜部(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が17日午後にも、元会計事務担当で衆院議員、石川知裕被告(36)=同罪違反で起訴=を任意で事情聴取することが同日、関係者への取材で分かった。

 検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決したことを受けた再捜査の一環。石川被告への再聴取では、政治資金収支報告書の記載内容をめぐる小沢氏とのやりとりを中心に聴き、小沢氏の虚偽記載への積極的関与などを改めて確認。小沢氏と石川被告らとの共謀が立証できるか否かを判断する。

 検審は4月27日の議決で、石川被告や元会計事務担当で元私設秘書、池田光智被告(32)が「収支報告書を提出する前に小沢氏に報告し、了承を得た」などと供述したことを重視。この供述を「直接証拠」と評価し、小沢氏と元秘書3人の共謀が成立すると認定した。

 これに対し、小沢氏は1月に行われた聴取で「記載内容について報告を受けたことはない」などと主張。今月15日に行われた3回目の聴取でも、虚偽記載の関与を全面否認した。

 特捜部は石川被告と池田被告、元会計責任者で元公設第1秘書の大久保隆規被告(48)に再聴取、月内にも改めて小沢氏の刑事処分を決めるとみられる。

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鉄道撮り続け60年 広田尚敬の写真集が連続発売 レールのように終わりなく(産経新聞)

 鉄道を撮り続け、60年。SLや電車のいる風景に、半世紀以上もレンズを向けてきた鉄道写真家、広田尚敬(なおたか)の足跡の集大成となる写真集が連続して発売されている。昭和10年生まれ、75歳となる広田は現役カメラマンとして、今も日本各地を回って鉄道写真を撮り続けている。

 刊行されているのは、広田尚敬鉄道写真60周年記念出版企画「広田尚敬の時代」シリーズの「Fの時代」から、「VSの時代」「Nの時代」と続き、「永遠の蒸気機関車 Cの時代」までの計7冊。

 「覚えてますよ。昭和25年、中3のときに(東京の)田町電車区にノコノコと入っていきました。確か3、4人いたと思います。半袖で9月だったかな。運転台に乗っかって、仲間たちと写真を撮りました。当時は、カギなんかもかかっていなかったんですよ」

 戦後間もなく、人々が大らかで開けっぴろげだった時代に鉄道写真家としてスタートを切った。「野球もやりたかったし、電車の運転手もいいなと思っていた」。旅が好きで、旅行添乗員も視野に入れていたが、やはり写真の道に進み、鉄道と(夫人の仕事関係の)ハーブの写真を撮ってきた。現在も月に1回、さらなる鉄道写真を求めて旅に出る。積み重ねた年月は60年に達し、今年は写真集以外にも展覧会など記念行事も行われる。

 作り方も凝っている。

 たとえば、「Fの時代」は、構図的にはトリミングをせず、ページいっぱいを使い、文字や数字は一切入れなかった。だから迫力あるSLの姿、鉄道と接する人々の生き生きした表情がそのままに目に飛び込んでくる。作品選定でも、写真家がイメージしていた本の内容と、広田ファンでもある編集者の希望とがぶつかり合い、両者の中で理想の写真集に驀進(ばくしん)していったという。

 この企画が終わったら、今度は子供向けの本や企画を充実させていきたいという。いまは写真集の仕事に追われて、「一番、時間を短く感じるようになった。足りない、忙しいと思うのは年齢のせいかもしれません」。節目の年を迎えても、どこまでも続く鉄道レールのように広田の仕事に終わりはない。(生田誠)

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