世界的なバイオリニストの川畠成道さんが15日、東京都新宿区の東京オペラシティで「グランドファミリーコンサート2010」(毎日新聞社後援)を開いた。川畠さんは闘病中の親子の支援を続け、毎日新聞の小児がん征圧キャンペーンに賛同。司会を務めた女優の紺野美沙子さんが約1100人の聴衆に募金を呼びかけた。

 8歳で薬の副作用による視覚障害を負った川畠さんは、10歳でバイオリンを始め、98年にデビューした。「家族への感謝の気持ち」を込めてファミリーコンサートを02年から開いており、今回が9回目。ピアノの寺嶋陸也さんと共にエルガー「愛のあいさつ」やピアソラ「タンティ・アンニ・プリマ」など12曲を演奏し、「つまずいた時にふと思い出すのが家族かなと思います」と語りかけた。

 5歳で急性リンパ性白血病となり治療経験のある千葉県松戸市の小学3年、橋本日衣菜(ひいな)さん(9)は「川畠さんの演奏を聴くと気持ちが落ち着きます。『愛のあいさつ』を生で聞けて感動しました」と目を輝かせた。【小泉大士】

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