6日午前6時40分ごろ、北海道旭川市中心部の大通り「平和通買物公園」で、旭川冬まつりのイベント用に置いてあった雪だるま49体が壊されているのが発見された。通り掛かった人が近くの交番に届けた。旭川中央署によると、雪だるまはいずれも高さ約50~60センチで、頭の部分がなくなったりしていた。同署は悪質ないたずらとみて、器物損壊容疑で調べている。

 旭川市民が待ちわびた冬祭りの幕開けを、心ない“雪だるまクラッシャー”が台無しにした。

 6日開幕の冬祭り会場となった、JR旭川駅前から約1キロの間にある公園で、壊された雪だるまは49体。約500メートルにわたり、頭の部分がなくなり台座から転げ落ちたり、縦に半分に割られていた。雪だるまを製作した「旭川平和通買物公園企画委員会」からの被害届を受け、同署で器物損壊事件として調べている。

 雪だるまは、地元の商店主や旭川商業高の生徒ら約100人が製作。5日午後に大小約230体を作り、うち169体を公園内の台座の上に飾ったばかりだった。昨年から製作に参加している同校の高橋広一教頭(54)は「心ない行為で非常に残念。寒いなかで作った生徒たちもショックだと思う」と話した。

 同委員会によると、5日夕方に雪だるまを設置後、深夜0時すぎには異常はなかったため、夜間の犯行とみられる。同委員会の川村祐子さんは、無残な被害状況に「本当にむごい。心ない人がいるんですね。壊した人に作り直してほしい」と落胆していた。

 例年、約10体ほど壊されるが、これほど多く破壊されたのは初めて。雪だるまは、半球状のプラスチックの型2つに雪を詰め、プレスして作成。夜間は気温がマイナス約20度にも冷え込み、極度に硬く凍る。川村さんは「カチカチに凍っていて、硬い物でたたくか、思い切りけらないと壊れない」と分析したが、雪がほぼ氷と化していたため、足跡などの破壊した形跡は残っていなかった。

 壊された雪だるまはすべて回収し、予備として作った約50体で補充。同署によると、犯人の特定には至っていない。


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