名古屋市内で組織的に違法薬物を密売したとして、愛知、京都両府県警の合同捜査本部は26日、住所不定、無職、ガディムモラル・サイード被告(35)らイラン人の男9人=覚せい剤取締法違反罪などで起訴=を麻薬特例法違反(業としての規制薬物の譲渡)容疑で名古屋地検に追送検した。捜査本部は、ガディムモラル容疑者らが別事件で逮捕された同国人の男4人とともに薬物密売を行い、09年1~10月に約3億円以上を売り上げたとみて裏付けを進める。

 追送検の容疑は、共謀して09年1~10月ごろ、名古屋市南区の無職女性(31)ら十数人に覚せい剤や大麻などを23万円で売るなど、同市内で多人数に違法薬物を有償で譲り渡したとしている。ガディムモラル容疑者は「05年12月の入国時から密売を始めた」と容疑を認め、一部の容疑者は否認しているという。

 捜査本部によるとガディムモラル容疑者は薬物の仕入れ役で、他のメンバーが保管や客からの注文、譲り渡しなどを担当。毎日午後6時~翌午前1時ごろ、南区や瑞穂区などで客に直接薬物を渡していた。1日当たりの客は約100人とみられ、グループの関係先から押収した携帯電話には客とみられる約1500件分の連絡先が登録されていたという。

 捜査本部は09年10月、覚せい剤取締法違反容疑でガディムモラル容疑者ら9人を逮捕し、覚せい剤や大麻など約3150袋(約7000万円相当)や現金約822万円などを押収。グループ摘発に関連し、同容疑などで客40人も検挙していた。【秋山信一】

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