梅雨の骨董市と紫陽花と

2015年07月26日

トロピカル マグノリア


Tropical Magnolia

南国にきてそろそろ3年たちます。
ここの暮らしは緩やかなようでダイナミック。せかせかした都会の空気に流されてしまわないよう、息つぎ、リラックス、したいです。

リラックスするのによい方法。
信頼する人とのおしゃべり
植物にむきあうこと
おなかのそこから歌うこと
二階建てバスの窓側席
短編小説を読むこと
かんたんなお料理
歩く、動くこと


そんなわけで読んだ、原田マハさんの「ジベルニーの食卓」

初めの一編、「うつくしい墓」で主人公のマリアが活けた一輪のマグノリア。
たったひとつの花がこの話を通してずっとその存在感を放っています。

ピカソとマチスの関係、マリアとマダムの関係、出会いと別れの場面で、マグノリアはいつもそこにある。
大切な場面で贈られた花は、
その存在だけでそのときの記憶をぱあっとうかびあがらせてくれます。
そして、それがマグノリア、大輪のふくよかな白い花であったことが、はかないだけではない、しっかりとした命を想像させるのです。



マグノリア(Magnolia)は木蓮のこと。
ミケリア(Michelia)とも呼ばれています。濃い緑色の葉に、淡い花の色が美しいコントラストを見せます。

Magnolia grandiflora 泰山木
中国原産。この絵のモデルの花はこれだったのでは。上品でさわやかな香りは香水の原料にもされています。


Michelia alba 白蘭
Magnolia  champaca  とMagnolia montana
の交配種。南国では一般的な庭木で、泰山木よりも強い芳香を放ちます。シャープなかたちの花弁が特徴的です。


Magnolia liliiflora 木蓮
モクレンときいて思い浮かべるのはこちらの種ですね。葉がなく、白い花が空に浮いているように咲きます。こういったタイプは南国にはないものです。


y_aiaa at 19:46│Comments(0)

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