2004年08月21日

伊藤光湖さんコンサート ほか

小樽に伊藤光湖さんのコンサートを聴きに行った。

とにかく、あのまっすぐさがいい。
オークラのコンサートでは演奏しなかった
オリジナルの小品が、またとても良かった。

「私、作曲の勉強はろくにしていないので
 自分で作ろうと思うと
 『ナンじゃこりゃ』っていうようなものしか
 出来ないんです。
 どうやって作るか、というと、
 『ん!キタキタキタ!!!』っていうのを
 キャッチするんです。
 そうすると、なかなかいいものが出来るんですよ」

作曲だけではなく、彼女の演奏そのものが
空の上の方と繋がってるみたいだなー、
と思いながら、聴いた。

アンコール。
神の栄光を褒め称える聖歌のグローリーメドレー。
前回と同じように、
音がどんどん天に昇っていく。
会場の空気が浄化されていくようだ。
これは、彼女がクリスチャンだ、ということが
大きな要素になっているだろう、と思った。

今回は聴衆として存分に聴けたので
好きなだけ泣けた。

それにしても、彼女の音楽の持つ清清しさは
どこから来るんだろう・・・。
音楽の神様だか、ヴァイオリンの神様だかわからないけれど
何ものかに向かって、
全く素直に自分を開いているように見える。
それがあのまっすぐさをもたらすのだろうか・・・。

合唱のコンサートを聴くためにJRに乗って
本を読みながら考えていたら
その本の中にこんな一節が出てきた。

「頭から信じるでもなく、疑うでもなく、
 起こっていることを果敢に受け止め
 そして、それをもとに自分の道を進んでいく。
 そうやって行動すれば、たぶん、
 この世のあらゆる『怪しいこと』は
 人間の味方になってくれる」
  (田口ランディ 「できればムカつかずに生きたい」)

これは一種の超能力について書かれた一説なのだが
今起こっていることを、果敢に受け止める、
という潔さが、
彼女のヴァイオリンの清清しさと共通する
と思った。

コンサート前には
ちょっと頭が痛かったのだけれど
終わったらすっきり気持ちよく元気になっていた。

夜は
響きの良い、大好きなホールで
少人数の若い男声コーラスの演奏会。
とても響きが安定している。

厚い響きで空気が鳴るのが
心地よい。
わたしは、混声より同声合唱の方が
ずっと好きだなー、と改めて思いながら
楽しんで聴いた。

息長く、いいものを追求してくれそうな
期待の持てる合唱団だ、と思った。

たっぷり音楽漬けになった身体が心地良い。
列車の窓から、細い三日月がくっきり見える。
もよりの駅を降りたら
息が白かった。

 



y_csm521 at 00:18│Comments(0)TrackBack(0)音楽 | つながり

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