2012年08月10日

グローリーメドレー

またまた、
書きたいことがどんどん溜まって
却って書けなくなる
というモードになってきたので
まずひとつ、書きます。

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もう2週間以上経ってしまった。

伊藤光湖さんのヴァイオリンコンサート
「風のコンサートⅨ」が
7月23日(月)に、大好評のうちに無事に終わった。

このコンサートの1ヶ月ほど前。

携帯に留守電が入っていた。
5年前ぐらいまで、Aカルチャーの英語のクラスの
生徒さんだったKeikoさんからだった。

「以前Aカルチャーでお世話になっていた〇〇です。
いつもコンサートのご連絡のお葉書、ありがとうございます。
残念ながら私、末期癌なのでもう伺えません。
今まで、本当にありがとうございました」

留守電の録音を聴き終わって呆然とした。

確か、ご主人のお仕事を手伝わなければならなくなって、と
カルチャーの英語のクラスをおやめになったのだけれど
いらしていた頃、何回か、私たちカルチャースペースゆう主催の
光湖さんのコンサートに来て下さったのだ。

何と言ったらよいかわからず、
すぐに折り返し電話をすることが出来なかった。

数日後、お手紙を差し上げた。
乳癌の手術をした1年後からスタートしたこの英語クラスに
最初から参加して下さったことがとても有り難かったことを
どうしても伝えたかった。

苦しみが少ないことを祈りながら。
でも、それは、上手に文字にすることが出来なかった。

7月22日。
翌日のコンサートの準備中
知らない番号から着信。
コンサートの問い合わせの電話かと思って出たら
Keikoさんのお嬢さんからだった・・・。

5日前にKeikoさんが亡くなられた、とのこと。

わたしからのお手紙は、お嬢様が読んできかせて下さって
とても喜んで下さった、と・・・。

そして、最後まできちんと色々記録を残されていて
1ヶ月前の日付で「秋桜先生に電話」とメモがあり、
「電話番号も書いてあったので、このお電話をすることが出来ました」
と話して下さった。

何年もお逢いしていなかったのに
お嬢様とお話ししているうちに
Keikoさんの、きちんとした様子がはっきりと思い出されてきた。

一度もお逢いしたことのないお嬢様に
どうしても伝えたくなって、お話しした。
翌日のコンサートで演奏される光湖さんの
グローリーメドレーという音楽が、
間違いなく天国のKeikoさんのところにも届くであろう、ということを・・。

電話のあちらとこちらで、一瞬声をつまらせ
同じ気持ちを分かち合った。


7月23日。コンサート当日。

例年の豊平館が工事中で使えないために
初めてのホテルのホール。

滝のある庭園が見える、天井の高い会場で
響きがとても良く
ピアニストとの相性も抜群。
いつも以上に温かい雰囲気で無事にメインのプログラムが終わった。

アンコールの二曲目。
グローリーメドレー。

始まってすぐに、この音楽の芯のところが
真っ直ぐに身体の中にはいってきて
大泣きはしないのだけど、涙がじわじわにじみ続ける。

ある瞬間。
あ、今、届いた。
とわかった。

Keikoさん、ありがとう、と
自然につぶやいていた。

司会者としての終演の挨拶は
ちょっとだけ危なかったけれど
無事に終了。

カルチャーのクラスでKeikoさんと一緒だった
カズエさんがこのコンサートに来て下さっていた。
カズエさんご自身が、数ヶ月前にご主人を亡くされている。

終演後、カズエさんが話しかけて下さった。

「今年のグロ―リーメドレーは、いつも以上に
 胸がいっぱいになっちゃって・・。
 Keikoさんや夫のこと思い出して」

ほんとうに・・。


初めて来てくれた、大学の同窓会のメンバーも
「最後のアンコールの曲、自分の葬儀の時に流して貰いたい、って
 思いました」
とアンケートに書いてくれた。

まったくその通り!

わたしは、自分の葬儀の時の讃美歌はいくつも決めているのだけど
グローリーメドレーも、ちゃんと書いておこう。


※伊藤光湖さんの公式サイトから聴けます。こちらです。
 
http://mitsukoitoviolinrecital.web.fc2.com/index.html

 また「伊藤光湖 グローリーメドレー youtube」で検索すると出ます。

 でも、是非一度、本当の演奏を聴いて下さいね。




y_csm521 at 01:49│Comments(0)音楽 | つながり

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