2006年03月01日
新しいことを始めるオンナの気持ち
あれほど母親から
「親から貰った身体に傷をつけるなんて許さない」
と耳にタコが出来るほど言われていた私であるが(肌が弱く、アレルギーや湿疹と縁が切れない事も原因である)
すっかり大人と言われる年齢になって、しかも
「耳に穴を開けると運勢がアップする」
という今更10代の娘でも考え付かないような幼稚な発想で、どうしてもピアスをしてみたくなった。
腫れ上がったらどうしよう、化膿したらどうしよう、取り返しのつかないことになったらどうしようと散々気を揉んでいたのであるが、開けてみれば何のことはない。私の耳たぶは荒れることなくキレイなままだ。
そもそも
「運勢変わって年内に結婚か?」
「急に凄い人脈に恵まれる?」
「エッセイのオファーが受けきれないぐらい入る?」
という不純な動機であるからして、アホとしか言いようがない。
まぁ、冗談は置いておくことにして(半分は当然本気だ)私はとにかく何か『新しいこと』をしたくて堪らなかっただけなのである。
持病持ちの私に転職する勇気などなく、恋人とも中途半端な関係が続いている。
その間に、友人たちは結婚し、出産し、離婚し、キャリアアップし、マンションを購入している。
そんな中、私に出来る「新しいこと」を考えたら情けないことにピアスホールをすることぐらいしか思いつかなかったのである。
しかし、どんなに情けないことでも自分にとっては新鮮なものだ。
耳たぶに、きらりんとジルコニアを光らせているのはそれだけで気持ちが良くなるから不思議なものである。
こんなにテンションが高くなるものなら、もっと早く開けていればとさえ思う。
でもきっと、今までの自分だったら開けていなかったことだろう。肌の弱さを理由に病院の門さえ叩かなかったことだろう。
古いものを守ることも、それはそれでとても大切なことだ。
しかし、それだけでは流れない水と一緒で魂が曇ってしまうような気がする。
いつでもキレイなものをそのまま写し取れるよう常にそれを磨いていくことは、決して楽なことではないけれど。
その為にも「新しいこと」というのは、どんなに小さなことも見逃せない気がしてならない。
「親から貰った身体に傷をつけるなんて許さない」
と耳にタコが出来るほど言われていた私であるが(肌が弱く、アレルギーや湿疹と縁が切れない事も原因である)
すっかり大人と言われる年齢になって、しかも
「耳に穴を開けると運勢がアップする」
という今更10代の娘でも考え付かないような幼稚な発想で、どうしてもピアスをしてみたくなった。
腫れ上がったらどうしよう、化膿したらどうしよう、取り返しのつかないことになったらどうしようと散々気を揉んでいたのであるが、開けてみれば何のことはない。私の耳たぶは荒れることなくキレイなままだ。
そもそも
「運勢変わって年内に結婚か?」
「急に凄い人脈に恵まれる?」
「エッセイのオファーが受けきれないぐらい入る?」
という不純な動機であるからして、アホとしか言いようがない。
まぁ、冗談は置いておくことにして(半分は当然本気だ)私はとにかく何か『新しいこと』をしたくて堪らなかっただけなのである。
持病持ちの私に転職する勇気などなく、恋人とも中途半端な関係が続いている。
その間に、友人たちは結婚し、出産し、離婚し、キャリアアップし、マンションを購入している。
そんな中、私に出来る「新しいこと」を考えたら情けないことにピアスホールをすることぐらいしか思いつかなかったのである。
しかし、どんなに情けないことでも自分にとっては新鮮なものだ。
耳たぶに、きらりんとジルコニアを光らせているのはそれだけで気持ちが良くなるから不思議なものである。
こんなにテンションが高くなるものなら、もっと早く開けていればとさえ思う。
でもきっと、今までの自分だったら開けていなかったことだろう。肌の弱さを理由に病院の門さえ叩かなかったことだろう。
古いものを守ることも、それはそれでとても大切なことだ。
しかし、それだけでは流れない水と一緒で魂が曇ってしまうような気がする。
いつでもキレイなものをそのまま写し取れるよう常にそれを磨いていくことは、決して楽なことではないけれど。
その為にも「新しいこと」というのは、どんなに小さなことも見逃せない気がしてならない。