2006年03月11日

どうにもならないオンナの気持ち(2)

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こんなにも、自分を求めてくれる人が居るのに・・・




この手を握っていれば、私はきっと幸せになれるだろうに。

不思議なことに石井君と過ごす時間が、増えれば増えるほど
私は自分の心が削られていくような気がしてならなかった。
この偽りの友人関係を手放したら、また孤独に戻ってしまうと思いながらも
心の不安定さを、もう自らコントロール出来なくなっていた。

「もう、会わない方がいいと思うの」

『どうして?』

「優しくされると辛い。気持ちが不安定になる」

『じゃあ、優しくしなければいい?』

「なんなのよ、それは」

『彼氏に、罪悪感とか持って心から楽しめないんでしょ?』

「・・・。あのね、罪悪感というよりは石井君と一緒に居ると凄く楽しいし
癒されるんだけど、私は恋人が大好きで・・・・。だから混乱する」

『そう・・・か。苦しめてるんだったら俺が悪いけど。確かにいつも勝手に
時間を作って欲しいって言ってたもんな、ゴメン。』

「ううん、石井君は悪くない。私の問題なの、全ては。だから私が悪い」

『彼氏と長く付き合ってることも知ってるし、今でも別れてなくて強い気持ちを
持っていることも理解してるつもりだよ。だから、別れて欲しいとか、奪おうとか
仲を壊そうとか、そういうことは考えてないから。安心して。』

「うん、ありがとう」

『ただね、弥生さんと会えなくなるのは寂しい。一緒に居て楽しいし、何より俺好きだもん』

「ありがとう。でもそれだけでいいの?たまに会うだけでそれでいいの?」

『良くはないけど、無理強いするもんでもないし。あんまり振り回したのがいけなかったのかと思って反省してる。』

「だから悪くないってば」

『だったらさ、少し間をおこうよ。今でも充分希薄な関係だと思うけど、更に時間をおいたらきっと俺のことそんなに気にしなくなると思うよ。』

「気にしなくなるなんてこと、ない」

『もう一度、1ヵ月後に連絡する。あ、途中でどうしてもメールはしちゃうかもしれないけど。その時にこれからのこと一緒に考えて決めようよ』

「何だか私、まるめこまれたみたい」

『そう?そんなことないよ』

「それに、私よりずっと大人」

『それから、神経系の病気のことだけどね。皆そういうの持ってると思うんだ。俺だって1日中ブルーな時もある。病院にこそ行ってはいないけど、そんなに自分で気にしたら駄目だよ。もっと楽しいことを考えなさい』

「うん、そうだね」

『俺は、弥生さんを苦しめることだけはしたくない。だから、今は一時休戦。それでいいね?』


果たしてそれは、彼の優しさに対する私の甘えだった。


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y_fujiwara0508 at 01:25│TrackBack(0)恋愛 

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