DeepSeekとは、中国企業が開発した大規模言語モデルです。素晴らしい開発に対し、エヌビディアの株価が一時17%下落するほどのDeepSeekショックが発生。
しかしその後問題が発覚。オープンAIから大量のデータを盗み出した可能性が指摘。当たり前のことをねじ曲げて世界に広める危険性。正答率17%との調査結果も。個人情報が中国政府に差し出される恐怖。使わないのが安全です。
中国のAIベンチャーDeepSeekは1月20日に、オープンAI社が「GPT4」にかけた開発費開発コスト14分の1で、高性能AIモデルを開発したとアメリカで発表した。1週間後の27日には、無料ダウンロード回数で、ディープシークが、チャットGPTを抜いてトップに立ちました。それに伴い、米国市場ではAIに関連した株が一斉に売られ、特にエヌビディアの株価は、一時17%下落した。瞬間的ですが、時価総額6000億ドル(約93兆円)が吹っ飛んだというニュースが流れ、翌28日には、日本のハイテク株が大暴落しました。まさに、「DeepSeekショック」です。
報道によれば、「DeepSeek」の関係者とみられる人物が昨年秋、オープンAIから大量のデータを盗み出した可能性があるという。マイクロソフトのセキュリティ担当の研究者がこの事態に気付き、オープンAIに通知したとしている。
小野寺政調会長が、ディープシークのAIをダウンロードした知人の協力を得て、「尖閣諸島は日本の領土か」と質問を入力したところ、「歴史的及び国際法上、中国固有の領土です」と事実に反する答えが返ってきたという。「当たり前のことをねじ曲げるのがディープシークだ」と指摘し、「危ないので、ダウンロードすることはやめていただきたい」と述べた。天安門事件や台湾問題について聞くと、回答拒否するとの記事もあります。
私が一番気にしていることは、中国政府から求められれば、DeepSeekは個人情報を含めた保有データの提出を拒めません。危なくて、中国に批判的な入力などできません。使わないのが安全です。
(引用文献・参考文献)
・「わずか560万ドルで開発」 DeepSeek、市場の反応が過剰と考える3つの理由(https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00511/012800045/ )
・中国ディープシーク、米オープンAIからデータを不正入手か…米報道
(https://news.yahoo.co.jp/articles/6c43c925bf43a1e690bc2891e8d32308da7ca2e6 )
・中国・ディープシークのAI「ダウンロードしないで」自民・小野寺氏
石破首相はAI基本計画の策定に意欲
・ディープシークAIは間違いだらけ、正答率17%との調査結果も…米の格付け機関「中国の代弁者」
・中国AI「DeepSeek」の衝撃!高性能・低コストはなぜ可能に?【播摩卓士の経済コラム】
・使う前に必ずチェック!DeepSeekの落とし穴3選
(https://note.com/tiermind_aimedia/n/ncf5f82b26ccc
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