Report From My Trip~旅先からの手紙~田中芳典の日記

ギタリスト、作曲家、編曲家。   スーパー歌舞伎II新版オグリ(一部、編曲、音源制作、ギター)、TVアニメ 終末のイゼッタ、滝沢歌舞伎、舞台「この音とまれ!」、NHKのBGMなどでもギターを弾いています。 集英社(株)/ 美奈川護(『ギンカムロ』)PVのBGMも作っています。ナイロン弦ギター、A・ギターが得意 HP:http://www.yoshinori-tanaka.com/

連絡先: y.norisuke.t@gmail.com
田中芳典 公式HP~Acoustic Style~
http://www.yoshinori-tanaka.com/

Dominic MIller(ドミニク・ミラー)の楽譜が新しく発売されています。

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The Beatlesの曲を彼が自らアレンジしたものになります。
基本的に、ナイロン弦ギター(クラシックギター)1本で弾くアレンジですが、
あくまでドミニク・ミラーの美学の中で作られたアレンジになります。

なので、一般的なクラシックギター用アレンジよりシンプルな傾向です。
特にメロディを単音で弾くというのは、余り無いアレンジだと思います。
※大抵はベース音(5、6弦)を足したり、和音にしたりしています。


空間、無音、メロディを歌わせる、という事に重心を置いていると感じます。
なお、購入は公式HPからの購入をお勧めします。ドイツからですが、1週間~10日で届きます。

Dominic Miller 公式HP
https://dominicmiller.com/


また、今回は本人の演奏Videoが観れます(楽譜の1ページ目にEnterコードがあります)。
ちなみに、全曲フルコーラス(14曲)+解説用の映像が3つ、
ダイジェスト(Introduction)が1つになります。

しかも右手、左手、全体の3分割が最初から最後まで観れるので、研究用としては最適です。
デモ演奏は2025年のツアーで使用していた、ヤイリのクラシックギター(エレガット)の白になります。



ドミニク・ミラーのトレードマークになっているCY-TM の白版(以前は黒、その前は宮沢和史さんから貰ったナチュラルフィニッシュ)。ラインでの録音(マイクも若干入っている感じですが、録音用としては立てていないようです)がメイン。

kヤイリのCY-TMはオーダーしないと手に入らないので要注意。
よほどのドミニク・ミラー好きでないとオーダーしないとは思いますが、参考までに。


今は価格が上がっていると思うので、50万円は用意した方がいいです。
※木材のグレードは絶対に上げた方がいいですし、ドミニク・ミラーの音を求めるなら、ピエゾは絶対にFishmanにした方がいいです。LR Baggsやカルロスも良いものですが、Fishmanの方が狙った音に近いです。

また、シールドは太目のものの方が近い感じになります。
本人の弦はダダリオ/プロアルテ/EXハードですが、自分はLa Bella 2001のミディアムです。
プロアルテのハード並みの太さで、プロアルテのライト並みのテンションです。



ライブでの演奏に一番近いかもしれません。


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HPの移行を始めています。
理由は単純にコストカットです。

年々コストが上がっているのと、webで検索される事が減っているのが理由です。
Worksなど必要なものは内容を移しますが(記載漏れもあるので整理しつつ)、
忘備録として整理する予定です。

実際に、HP経由で依頼が来るより、SNS経由の方が圧倒的に多いので、
ゆっくりやります。


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Mogami(モガミ)のケーブルは2524がギター用ケーブルとしては有名です。
※主にスコヘン(スコット・ヘンダーソン)の影響。



他にはMogami3368が有名です。こちらはケーブルが太いため、ジャンボプラグでの製作を推奨。
ノイトリックで作る際は、ノイトリックのジャンボプラグを使うか、
ブッシング部分(プラグのお尻部分/ねじ込む部分)の口径を広げる必要がありますが、最初から広がっているものがサウンドハウスで販売しています。

これを使用することでノイトリックの通常サイズ、L字プラグやサイレントプラグも使用できます。




なお、チャック(上記の右のもの)を一部(ツメの部分)を折る事と、
ケーブルの外側を少し長めに剥く必要があります。




さて、XLR(キャノン)ケーブルでの使用での比較。
Mogami2534は白2本、青2本、シールド線の組み合わせ。
Mogami2549は白1本、青1本、シールド線の組み合わせ。

Mogami2534は白2本を一つに、青2本を一つに、シールド線という具合に、
hot、cold、グランドに結線します。



サウンドの比較
これは好みになりますが、Mogami2534は、フラット。
結果的に低域が出ているというより、削れていないというのが正しいかもしれません。
高音も必要以上に出ていません。


Mogami2549
若干、高音が出ます。少しだけ分離が良く、音抜けが良いです。


D.Iの使用比較ですが、
エレキギターでロック系の音を作りたいなら、Mogami2549で録音した方がゴールに近くなりやすいです。
逆に、エレガット(ピエゾ)やジャズギター系の音ならMogami2534の方が、モッチリ感が出て狙った音に近くなります。

使用D.I
Ultimate D.I / oz design
RNDI-M / Rupert Neve Design


RNDIの方がローミッドを少しだけブースト(といっても気持ちレベル)した感があるので、
エレキギターでロック、ポップスならMogami2549の組み合わせで満足すると思います。
逆にパットメセニーの様な音にしたいなら、Ultimate D.IとMogami2534が良いと思います。


なお、両方ともアクティブD.Iですが、RNDI-Mの方が若干音量が下がります(と言っても、パッシブD.I)ほどではありません。

RNDIは48V必須のためマイクプリ使用前提ですが、Ultimate D.Iは9VDC(エフェクターと同じ)で供給し、Line入力が一番”素の音”になりますが、マイクプリとの組み合わせもお好みで。








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McDSP 6060 Ultimate Module Collectionのレビューになります。


写真はwin10、Nuendo14での画面。
6060



Pro tools初期からあり、当初はMacしかありませんでしたが、
Winでも扱えるようになりました。

基本的にはFilter Bankなどが有名です。
特徴としてはCPU負荷が笑うほど軽い。
分かりやすいUIとEQに関しては位相ズレが少ない事です。

同じように昔からあるSonnoxが定規で測定しながら調整するとしたら、
McDSPは大雑把に手で”当たりをつける”感じです。


この6060シリーズは、EQだけの6020、コンプだけの6030、EQとコンプを同時に使える6050シリーズ、などがあります。
発売当初から買っていたので持っていますが、最新の6060があれば全て事足ります(マルチバンドを除く)。
ここが一番のデメリット(アップグレード割引で過去製品所有ユーザーをもっと優遇して欲しい)。



製品としてはAPIのモジュールを模したもので、他社でも類似のスタイルが増えています。
特徴としては、1番のラックの設定のまま、他のモジュール(真空管コンプタイプからFETコンプに変える)変えても、同じ設定のまま変わるためキャラクターの違いが分かりやすい事。


なお、今どきのエミュレートではないので注意。あくまでMcDSPの解釈の○○系です。
ただこの解釈の塩梅が絶妙でどのトラックにも使いやすく、濃いめが欲しい時は潔く他社のものを併用すると良いです。
McDSP自体が数年前から実機にも力を入れており(こちらは業務用でお高いので、商業スタジオでないと購入を躊躇すると思います。)、その実機のモデルがこの6060に収録されているものです。



さて、何故今更レビューなのか?
Verが7に上がった事で、解像度が従来の倍になったのですが、
他社と比較しても音が格段に良くなったからです。

今まではSSLのチャンネルストリップ2をHQモードで使用していましたが、これより良かったから。
SSL自体がプラグインの会社ではないので仕方ないのですが、操作性は格段に良かったから愛用していました(今も併用していますが)。


普通、ここまで解像度が上がったらCPU負荷が上がるのですが、
ここも格段に低いのでここもポイント。


特にかけ録りも併用するなら、濃いめの味付けをせず入力レベルを稼ぎ、いい具合にブラッシュアップ出来るので使い勝手も良いです。

なお、6050のものと6060では、6060に6050のもの全てとプラスアルファなので、6060の方がいいです。

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Dominic Miller/ドミニク・ミラー(STINGのサポートギター/といっても30年近くやっているし、STINGの代表曲も彼との共作)


エレキギターよりもアコースティックギター(ナイロン弦ギター)の方がゲストで参加している事が多いです。

ソロアルバムも1st~4thまで全てナイロン弦ギター曲(1st~3rdまでは全てピエゾのライン録音/P-project AI-N/フェルナンデス)。
4thからはk.yairiのCY-TM E(The Boom の宮沢和史さんから貰ったもの)。
ライン録音のみもあれば、マイク録音も混ぜているものもあり。


そんな彼の曲(主にソロアルバムからのオリジナルとStingとの共作(shape of my heart、La Belle Dame Sans Regrets)、とSTINGのFragile)の楽譜。
Songbook-Dominic-Miller-768x1024



































彼のオリジナル曲は、変則チューニング、オープンチューニング、6弦のみドロップD、が多いです。
レギュラーチューニングもありますが、笑えるほど多いです。
ライブも基本的に持ち替えしないので、その場で変えています。
※チューナーはTCのクリップチューナー。

カポはG7th。カポしたままチューニングしている事もあります。

ワールドツアーでも1、2本なのでナイロン弦は新品の弦とは別に古い弦を捨てずに保管している可能性はあります。
※彼のナイロン弦はチューニングに1,2週間はかかるため/弦はダダリオのプロアルテのEXハード。




次はカバー曲中心の楽譜。
彼が実際にレコーディングに参加した曲
Another Day In Paradise/フィル・コリンズ
Shap of My heart、Filds of Gold/スティング
Air on G String/J.S.バッハ

ライブ、Youtubeのゲストなどで披露した曲
Your Song/エルトン・ジョン
The Winner Takes It All / ABBA

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アレンジはドミニク・ミラーが監修。
楽譜作りは別の人ですが、ポジショニングはチェックされていると思います。
ただし、ネット上で彼の演奏が聴けるものが少ないのが残念。
また、実際にレコーディングに参加した曲と同じアレンジではありません。
※フィル・コリンズのAnother Day In Paradiseなど。
またShape of my Heartはライブでやるギターソロはありません。
一部でゲスト参加しているもので近いものがあります。

唯一、Fields of Gold(Silent Light収録)が近いverです。

こちらの楽譜のポイントはドミニク・ミラーがどういう発想でソロギターで弾いているのかが分かる事です。

彼のオリジナル曲は、パルチードアウトで16分音符の裏の裏から入る曲(La Belle Dame Sans Regretsなど)が多く、それに加えてオープンチューニング(Angle/5th house)やプラスしてカポ(Angle/Silent Light収録ver)などなので、コピーしにくいです。

逆にオーソドックスな曲や過去の名曲を”どう解釈しているか”の足掛かりになるのが、今回のカバー曲集になります。



今回のカバー曲集は、公式HPから購入。
一度Amazonで購入しましたが、1ヶ月近く待たされた挙句、強制キャンセル。時間の無駄でした。

公式HPからの購入ですと、ドイツ発送で約9日で到着(AmazonはUSA発)。
価格もそこまで高くなく(Amazonの輸入業者より安い)、梱包も丁寧でした。
Amazonの様に、発送情報などが来るわけではないのが少し不安になりましたが、無事ゲット。

Kindle版ですとDLですぐに購入できますが、楽譜に注意書きを書き込みたいので紙で欲しかったです。
なお、紙版ですと、Dominic Millerのポストカードが付いてきます。
ドミニク・ミラーのイラストとギターを持ったドミニク・ミラーの写真のものです。


ちなみに、ドミニク・ミラーのあのギターを同じスペックでk.yairiでオーダーして作りました。
一部だけ、自分好みに変えていますが(お金に糸目を付けずにオーダーしています/生涯で欲しいギター3本の内の1本でもありました)。

弦長640mmと一般的なクラシックギターよりも短い事もあってテンションバランスが異なります。
ドミニク・ミラーはプロアルテのEXハードですが、個人的にはLa Bellaのミディアムテンションが相性が良いです。張りの強さ/テンションはプロアルテのライト並みで、太さはEXハード~ハードぐらい。
特に1,2弦はEXハードと同じでなので、低音弦をほぼソフトタッチで弾くような彼の曲とは相性が良いです。

なお、彼の弦の巻き方はクラシックギターの一般的な巻き方です。
もしテンションバランスを変えるなら、ロペス巻き、キューバ巻き、スーパーチップの使用になります。特にピエゾのライン入力のバランス(特定の弦が音が大きすぎるなど)を見直したいは注目して欲しいです。基本的にテンションがキツイ弦ほど音が大きくなりやすいです。
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MixWaveというデベロッパーをご存知でしょうか?
最近急速に評価を上げているデベロッパーです。



ギターアンプシミュレーター
ベースアンプシミュレーター
ドラム音源(Kontakt音源)
プラグインエフェクト
とmidiライブラリ(ドラム用)

を発売しています。

代理店は今の所ないですが、このご時世なのでオンラインで普通に購入できます。


数は少ないし、ジャンルに偏りもありますが、かなりニッチな所を付いています。

特にBenson AmpのChimera(キメラ)のプラグインはここぐらいしか見たことがなく、
Benson 公認です(BensonのHPでもプラグインとして紹介されています)。


またアンプだけでなく、ペダルエフェクトのプラグインもやっていますが、これがそっくりです。
Benson pre ampは所有していますが、そっくりです。
ファズ、ブースター、チューブリバーブは持っていませんが、Benson公式の音と比較しても似ています。
ゲルマニウム系のファズ、ブースターは気温で音が変化するので使いにくい面がありますが(Bnsonは実機でも温度が一定になるようにしています)、プラグインなので気にする必要がなし。
また、実機にはないMIXノブがあるのも便利です。


秀逸なのはチューブリバーブ。リバーブでも良いですが、
これをアンプの前に置きDry(Vol)を上げてアンウに突っ込むと至高のクランチになります。




他の機種はTwo Rock、Milkmanなどマニア向け(Two Rockは他より有名ですが)。
またアーティストモデルはメタル、Djent、など重め中心です。
開発陣の好みが極端なので、複数いるのだと思います。


同じ様なデベロッパーでNeural DSPがあります。

比較すると、Neural DSPの方がファクトリープリセットは圧倒的に優れています。
また、Mixwaveはサードパーティ製のIRを読み込み出来ないので、使用する場合は別途何かを使う必要があります。
マイク、スピーカーなどを同時に4つ読み込み出来て鳴らせるのは魅力的なので、
外部IRが使えると更にいいのですが。


音質は好みですが、Neural DSPの方が音抜けは良いです。というより、ハイファイ。

Neural DSPだけで音源を作ると抜けすぎて馴染みにくいので、ある程度は使い分けがいいです。
ちなみに、Neural DSPのNolly-Xはその中でも絶妙に抜けないので、音源を作る側からすると素晴らしいです(といっても十分、音抜けはいいです)。




TwoRockに関しては、他社のFuchs ODSより使いやすいです。
EQ、スイッチの利きがよいので扱いやすいです。



Cabの設定が少し手間取りますので、基本的にはプリセットで好みの音に近いものから
”Cabはそのまま”で、
Ampを調整するのが良いです。


なお、MixwaveのTS系(Maxon808?)は、音の削れ具合は似ていますが、
実機の音の押し出し感が弱いです。
TS系に拘りがある人は実機を使いましょう。










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La Bella 2001 クラシック用のライトゲージを久々に張りました。

以前は黒澤哲朗クラシックギター(オーダー)で試していますが、
余り合わず今はプロアルテ(ダダリオ)に落ち着いています。


テオドロ・ペレス(フラメンコギター/白)にはプロアルテのライトとノーマルのミックス。
6~3弦がライト、1、2弦がノーマル。
※1弦だけハードでも良かったです。
なお、6~4弦はスーパーチップ使用です。


今回はK.yairiのCY-TM-Custom(オーダー)で使用(ドミニク・ミラーのあのギター)。
張り方はクラシックギターの巻き方のみ。

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弦長640mm。
厳選したスプルース/表板、
厳選したフレイムメイプル/横板、裏板、

ボディサイズは通常のクラシックギターより2周り小さいです。
※元のモデルがトーレスのレオナ。



少し前まではプロアルテのライトを張っていましたが、今一つ鳴りきれていませんでした。
その割には1弦だけ固く感じました。


そこでプロアルテ/ライトよりテンションが緩く、太い弦を探していました。
La Bella 2001 クラシック用/lightとフラメン用/ライトを購入。

歯切れより甘さを求めていたので、クラシック用から使用。


結果は大正解。
弦高低め、テンション低め、軽いタッチ、でもポンっと音が出ます。
プロアルテのライトよりも音の分離が良いけど、高音は甘め。固い感じにはなりません。

音の印象はプルンとした感じで、”まけている”感じがします。

テンションの数値としては、プロアルテ/ライトよりかなり低いです。
ゲージはプロアルテ/ライトより気持ち太いです。

La Bella 2001 ライト
クラシック用>テンション>フラメンコ用

です。

なお、ピッチの正確性はずば抜けている評判はありますが、
チューニングの安定するまでの時間もプロアルテの半分以下で収まります。
※高音弦は圧倒的に早く、低音弦もダイナコアより少しかかるぐらい。

ハナバッハはプロアルテよりかなりかかります。
サバレスもコラム、カンティーガもトマティート、クリスタルもそれなりにかかります。
※プロアルテと同じぐらい。

プロアルテのダイナコアの低音弦はビックリするほど早いです。
※高音弦は普通から少し早い。


ただ、この弦のピッチの正確性にも関係していますが、弦の断面がきれいな円になっています。
そのため、弦をつま弾く感じがプロアルテとはかなり異なります。滑る感じです。
この弦だとピカード(フラメンコギターでいう速弾き)が楽になります。
右の指先にハンドクリームを塗ったぐらい速いです。


これだけテンションが低い弦なら、19世紀ギターでも安心して使用出来ると思います。
音の好みは別として。


写真の左がクラシック用、右がフラメンコ用(高音弦がブラックナイロン)で歯切れを重視。
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フラメンコ用も試しました。
ギターはテオドロ・ペレス(フラメンコ/白)。
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4~6弦はクラシック用と共通だと思います。太さも共通。
1~3弦はブラックナイロン。この辺りはメーカーごとに色素の濃度が異なる気がします。

テンションはブラックナイロンの方が緩いというのが、公式の発表です。
ただ使用感、肌触りは黒の方が固いです。
テンションは緩くても固いので、結果的にテンションが緩いのかもしれません。


音の方ですが、クラシック用のナイロン(透明)の方がパリンっと音が飛びます。
倍音も綺麗に出る印象です。

逆にブラックナイロンは倍音が少ない印象です。
メーカーは歯切れを求めてとの事ですが、倍音の残り具合を抑える事で歯切れを出そうとしているのだと思います。

ルンバフラメンカの伴奏には最適かと思います。
弦の滑り具合はクラシックと同じぐらい。
チューニングの安定する速さも同じぐらい。

巻き方は4~6弦は通常のクラシック巻き。
3弦も普通の巻き方。
1、2弦はロペス巻きです。


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K.yairiのCY-TM Customが手元に届きました。

Dominic Millerが使っている小さめのナイロン弦ギターです。
生涯で欲しいギター3本の内の1本(というより本命)。


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スペック
表板:スプルース(厳選)、
横板、裏板:フレイムメイプル(厳選)、
指板:エボニー、
ネック:マホガニー、
ペグ:Gotoh 35G1800EL(最後のELはボタンのタイプ)、
スケール:640mm、
ナット幅:50mm、


PU:Fishman Matrix Infinity Mic Blend(本人のはピエゾのみのver)、
電池BOXを増設(ボディエンド/Dominic Millerの黒のCY-TMと同じ位置)、
本人のは内部にマジックテープ。


Fishman Matrix Infinity Mic Blendは従来のピエゾに、
内部のコンデンサーマイクを追加したもの。
ブレンド比率でピエゾのみ、マイクのみも可。


弦は今はプロアルテのライト。
本人のはプロアルテのEXハードまたはハード。


弦高は本人はそれなりに高いと思います。
サドルの削れ具合から判断して。


自分のは逆にとびきり低いです。
面白い事に、弦の張り方(通常の張り方、ロペス巻き、キューバ巻き、スーパーチップ)でかなり音が変わります。
フラメンコギター(テオドロ・ペレス/白)より甘く、クラシックギター(黒澤哲朗)よりコロコロした音です。ただ特徴的なのはミッドが吠えるように鳴ります。

スモーキーな音色ですが、それは通常の張り方の場合。
スーパーチップを使用すると、音のバランスが変わります。
※スモーキーさが薄くなり歯切れが良くなります。


ナットは接着剤で留めていません(通常のクラシックギターと同じ)

元のギターがトーレスのレオナでしょうから納得。


ケースは専用ケースになります。ヤイリのノクターンと同じかも?

ボディサイズは通常のクラシックギターより二周り小さめです。
ですので、アランフェスなどのケースだとぶかぶかになります。


オーダーしないと手に入れる事は不可能なギターになります。
フランス経由(Reverb)で買う事も出来ますが、輸送費やアップチャージ、
気候変化などを考えると国内でオーダーするのが安いです。
Made In Japan なのでやはり日本でオーダー&購入が良いと思います。


なお、関東近郊でしたら、島村楽器(大宮店)でオーダーすると話が分かりやすいと思います(店長さんなら尚良し)。綿密な打ち合わせをしたので、細かい情報を得やすいと思います。

制作期間は半年~8か月でしたが、状況によると思います。


価格は、PUなし&アップチャージなしなら、フェンダーUSAのストラト(シグネイチャー)ぐらいです(物価高騰で値上がりの可能性大)。マーチンD-28を買うよりは安いです。


ペグに関してはGotohの510シリーズの方が高性能です(黒澤哲朗ギターに付けています)。
滑らかさを求めるなら、価格はしますが510シリーズで。





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買う気はなかったけど、タイムセールの半額に釣られて購入。
ブラックフライデーでも22%引きだったので。

最初はSpififeのChamber Stringsを通常verからプロに上げようかと考えていました。
※クローズの音が欲しかったため。

ただ、Tokyo Scoring Drum kitsの音が良かったので(AIZAWA MIX)、
同じ感じをストリングスにも求めました。



感想

録音した環境が違う事もあり、音は全く別物。互いに代わりになる事はありません。
Chamber Stringsの方がくすんだ印象ですし、音の消え際が美しいと感じる事もあります。


逆にTokyo Scoring Stringsの方はハッキリした音の印象で、ドライ、音も最後まで残る印象です。
ViennaのVIシリーズ(2024年10月に販売停止した旧ver)の印象に近いです。

ドラムと同じ様に自分でバランスを作れるパッチ、
3種類の予めMIXされたパッチ(それぞれVi、Viola、Cello、Cbass、En)。
個人的にはBord MIXが上記で言うViennaに近いドライな印象です。
他はフレーズやアプローチごとに合わせて最適解になると思います。


また一つのパッチが2GBぐらいあるので、使わないサンプルはパージした方がいいです。
特にショート系の音なら、500MB以下までは落とせます。


SSD必須。


またストリングスがメインの曲はリバーブ選びは吟味した方がいいです。
SpifireのChamber StringsはAir Studioの音で構成されているので、最初から味付けされています。
合わせるなら、同社から出たリバーブ(Air Studio)があると〇。


Tokyo Scoring Stringsなら、Cinematic Room Pro、7th Heaven Proもいいですが、
UADのSound Cityリバーブなどを使うといいです(セールで安くなりますし)。

個人的に面白いと感じたのは、Tokyo Scoring StringsのBord Mixは各社のリバーブの違いが如実にでます。特にショート系のSpiccatoでやると分かりやすいです。


レイテンシー対策は同社が無料で公開しているDelay(レイテンシーを操作するだけ/プリセットでストリングス、ドラムなどがある)を使うと良いです。


ドライなストリングスを探しているなら、ViennaのChamber Strings(現シンクロンシリーズ)が比較基準になります。

ただもしViennaを買うなら、CPU負荷下げる目的でVienna Ensable Proを最優先で買った方がいいです(PC一台でも効果あり)。


Spitfireの音が好きな人はSpifireを買った方がいいです。
個人的には音がもう少し手前で鳴って欲しかったので、Tokyo Scoring Stringsは正解でした。


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Dominic Miller(ドミニク・ミラー)のライブに行ってきました(2ndステージ)。
場所は東京丸の内のコットンクラブ。

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彼との出会いはギターを始めて間もない頃に聴いた、

フィル・コリンズのAnother Day In Paradiseのナイロン弦の音が印象に残っていました。
その次は、映画レオンのEDでお馴染みのShap Of MyHeart(Sting)。


元々ナイロン弦の音が好きで、今もメインギターはナイロン弦ギター(テオドロ・ペレス)。

フラメンコギターともクラシックギターとも異なる響きが印象的でした。

セピア、モノクロ、北海、荒涼とした草原、ドレーク海峡、

など、どこか寒い、けど少し湿気もあるそんな心象風景でした。
故ゲイリー・ムーアが似た感じの心象風景ですが、あちらはアイルランドの光景が鮮明です。



セッションギタリストとして、多忙な中ソロアルバムを作ったドミニク・ミラーは、
4枚連続でエレガットの音とエレアコの音を主軸にしたアルバムを出しています。

1stアルバムは一般的に多彩さを前面に押し出す傾向が強いですが、上記の心象風景のままです。
2ndは少し都会的な雰囲気ですが、基本的には1stを世襲しています。
3rdは歌もの1曲あり、都会的な感じと牧歌的な感じがバランス良く入っています。
4thでは”深淵”という言葉がピッタリな世界。

5th辺りでさすがにエレキギターも弾き始めていますが、エレガットも使っています。


-Live レビュー-


さて、今回のライブはECMから出したアルバム『Vagabond/2023リリース』のツアー。
ECMと言えばキース・ジャレット、ヤン・ガルバレック、ジョンアバ、ラルフ・タウナー、といった具合に雪の静寂さに似た美しさが特徴ですが、例にもれず同じ傾向です。
ギタリストのアルバムですが、キース・ジャレットのヨーロピアンカルテット(ヤン・ガルバレックがいた時代)に近い印象です。
ジョンアバ、ラルフ・タウナーの様に個人のプレイで複雑化させるより、音色の混じり具合で多彩さを出している印象です。



さて、今回のライブ。
セットリスト的には、
昔の曲(1st~最近のもの)、定番曲(セルフカバー/STING関連)、カバー(ビートルズ)、といった具合でした。

ライブも後半に行くにつれ、ロック色が強くなるように激しくなっていきました。

なお、ドミニク・ミラーは自身のソロライブでもギターソロを余り弾かないですが、今回もです。
※曲のメロディではなく、いわゆるギターソロ。


Sting関連は2曲(Lullaby To Anxious Childは後年なので別。Stingで先に公表した曲。)
La Belle Dame Sans Regretsは、自身以外にソロを回す、
Shape Of My Herat(Rise & Fall)では、転調部分(C#m)の部分はギターソロを弾いています。
※このギターソロは何パターンか存在しますが、一番弾いているパターンでした。過去に自分で採譜しましたが、その通りでした。

Feburay Sun(1st)のイントロ~Rush Hour(1st)では、独奏部分はありますが、アンサンブルになった後は曲を最大限に活かすために注力していました。
When I Close My Eyes(2nd)も同じ傾向でした。


La Boca(1st)もやっていましたが、結構ロック色強めでした。
Exiting Purgatory(Ad Hoc)はオリジナルはアコギ、エレキのオーバーダブでしたが、
エレガット、ドラム、ベース、ピアノ(キーボード兼)でやっていました。
生演奏ならではの迫力と緊張感がオリジナルの壮大さとは異なるカタルシスを見せてくれました。

Lullaby To Anxious Child(2nd)は独奏。
Scirocco(Ad Hoc)をやったのが意外でしたが、これもエレガットでストロークパートを弾いていました。


カバー曲はビートルズのA Day In The Life。
海外のギタリストはこの曲が好きな人が多い気がします。
確か、日本と欧米でビートルズの人気曲が異なっていて、その最たる曲だった記憶があります。


ギターは2本用意していましたが、k.yairiのCYTMのオーダー品(白)を使用していました。
アンコールでTrucoの時はタカミネのエレアコを使用。


k.yairi CYTMはピエゾでラインで出していました。エフェクトもステージのPAでリバーブをかけているぐらいです。
なお、右手のタッチは意外と強め、アポヤンド多め(メロディ)、人差し指に親指を添えてピックを持ったような形で弾いたり(細かい音符の時)、ストロークは親指ダウン、人差し指アップもあれば、人差し指ダウン、親指アップ(フラメンコギターでお馴染み)もあり使い分けていました。

弾く場所はサウンドホールとブリッジの間(ブリッジ側のロゼッタ/口輪)よりブリッジ側。


Feburay Sun、Exiting Purgatoryは6弦をDまで下げる必要があるのですが、
持ち替えることなく、そのまま下げていました。
Eclipseもそうですが、結構チューニングを変える曲が多いです。


ステージ上のギターサウンドとしては、4thの音に近かったと思います。
あのアルバムからk.yairiのCYTMがメイン。
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自分自身仕事でTVドラマ、アニメ、ゲームなどの曲を作ったり、レコーディングしますが、
キーボード、ピアノのジェイソン・リベロのPAD(テクスチャー系の音を重ねた音)の音がまさに現代の劇伴の音だったのは衝撃的でした。(STINGのBrand New Day、Sacred Love)。結構、フェンダーローズ、クラビの定番な音にしがちですが、この辺の音色のチョイスが、現代の音楽に近づけている要因だと思います。



なお、現在k.yairiにCYTMをオーダーしています。
色々細かいスペックを調べたり、ヤイリに問い合わせしたりして、
自分好みに微調整しました(仕事で使う以上、弾きにくいと意味がないので)。

時期を見て、その時の事も書く予定です。

なお、下記のDominic Miller Fan Pageは大変参考になりました。
そちらにもお礼を兼ねて、今回の実際のオーダーの話を情報として提供しますので、
併せてご覧ください。
https://dominicmillerjapanfan.com/?doing_wp_cron=1713707494.6433780193328857421875



なお、ドミニク・ミラーと握手できましたが、身長180cmぐらいにしては手の大きさは平均的だと思います。身長170cmの自分よりは流石に大きいですが、エリック・ジョンソンやアラン・ホールスワースの様な驚異的な大きさではないです。


コードの抑え方もワイドストレッチもほぼなく、日本人でも抑えられる範囲だと思います。
※アンサンブルで音数、響きを調整していると思うので、定番な抑え方ではなく、曲に合わせたハーモニーを奏でるために抑えている印象です。
彼の基礎錬を参考にすると分かりやすいです(度数/音程のインターバルを意識した練習)。






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