日本酒のそろえが楽しいお店。
評判になる前から「十四代」に入れ込んでおり、この酒の美味さはここで教えてもらった。
根っからの酒好きである店主・森氏は時々隠し玉を持っており、以前は手元で20年寝かせた「越の寒梅」を飲ませてもらったことがある。ちょうど寒梅が評判になり始めた頃の、最も美味しかったときのものだ。開栓するまでは常温で置いていたというその酒は、美しい飴色の古酒になっていたが、不思議なほどさらりと喉を通り抜けていった。
偶然にも近いエピソードはともかく、蔵元の人を招いて試飲会を開いたり、若手の噺家さんによる落語会を催すなど、いろいろアイデアの多いお店でもある。
料理は基本的に居酒屋の料理ではあるが、季節の魚や手打ち蕎麦などをはじめ、手際のよい凝ったものを出してくれる。
場所柄からすると値段は高目といえるが、量より質が大事、という大人向けの店。
銘酒居酒屋 大政小政