8月30日、兵庫県三木市の㈱基陽を取材しました。
安全ベルト、工具入れバッグ、ラチェットレンチなどを製造販売している会社です。藤田尊子社長と山下典子常務は創業者、藤田基宏氏の長女と次女にあたり、藤田家は三木の地で代々鋸などの金物を作ってきた金物職人の家系。姉妹の曾祖父にあたる藤田友治郎氏は鋸を作る傍ら、晩年刀剣の製作に打ち込み、国家鎮護を記念する刀を伊勢神宮や熱田神宮に奉納した人だといいます。
そんな先人への敬慕の念から、同社製品にはKHというロゴがつけられています。Kは光剣、Hは鉾からきているそうです。
そうした伝統を重んじる心と同時に、同社製品には女性らしい細やかな心遣いがあふれています。グッドデザイン賞に輝いた安全帯のフックはつかみやすく、ひっかけやすい形状を追求すると同時に、安全への祈願をこめて龍などの五獣がデザインされています。革や帆布製の袋から始まった工具バッグは、工具を入れても投げ入れても破れない頑丈さと同時にファッション性を追求しており、最近ではキティちゃんのキャラクターが入った工具袋が、建設女子のほか、ネイリストなど美容関係者にも好評を博しているそうです。
同社は社員を大切にする企業としても知られ、社員38人の7割は女性。女性の9割は子育て中で、育児と両立させながら働いています。
この会社の成り立ちと経営戦略を、藤田尊子社長と山下典子常務から取材しました。一般社団法人日本監督士協会刊「リーダーシップ」10月号で詳述します。写真は安全帯製品の数々。

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④入浴サービスのイメージ

7月17日、北名古屋市の㈱福祉の里の矢吹孝男会長を訪ねました。福島県の出身。お父さんは地元の名士だったそうですが、飼っていた牛の角に突かれて働けない体になり、一家は困窮。矢吹さんは高校進学をあきらめ、紆余曲折を経て名古屋までやってきました。お父さんが亡くなる前、一時帰郷してお父さんを風呂に入れたことがあったそうです。そのときのお父さんが心から喜んでくれたことが、入浴サービスという仕事に生涯をかけるきっかけになったと言います。「この仕事は父が自分に教えてくれた道。だから、悪いことはできない。ひたすら真っ直ぐ歩いてきました」そう言いながら、矢吹さんはうっすら涙を浮かべられるのです。

写真は㈱福祉の里パンフレットの入浴サービスイメージ。矢吹さんが介護事業を多角化するまでの道のりを、日本監督士協会編「リーダーシップ」9月号の「新・改善改革探訪記」で詳述します。

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和装市場が縮小していく中、浴衣市場は同じ規模を保ち続けています。背景に、浴衣・帯・下駄のセットで4000円という低価格化戦略の成功があります。同業他社が生産を中国に委託して低価格化をすすめる中、小杉織物は高速自動織機を開発。飛躍的に生産性を高めて低価格化を実現し、現在は浴衣帯の90%のシェアを獲得しています。612日(火)、福井県坂井市の同社を訪問。行き詰った家業を41年前に引き継ぎ、今日の飛躍を導いた小杉秀則社長に話を聞きました。

写真は同社シュールームの浴衣帯.。日本監督士協会編「リーダーシップ」8月号で詳述します。


http://www.souisha.com/tanbouki/tanbouki206.html

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