2010年03月29日

沼 正三「ある夢想家の手帖から」第四巻「奴隷の歓喜『第百六章奴隷の喜び』」3

しかし死にたくなかった。復員したかった。
その気持ちを察するように、部隊長の説明したところでは、Kの殺された理由は命令不服従ということだが、実際には司令官夫人に怪しからん行動にでも出たらしく、それが理由で夫人に射殺された。
と召使が通訳に話したそうだ。
こちらが慎んでおれば心配はいらん、多少無理を言われても逆らわず、部隊のためにもお前のためにも服従第一で行くんじゃ、こういう説示があった。(引用)
 まず司令官に行って、老司令官に申告した。通訳を通じて「すぐ自宅に行け(中略)」と言われた。
 通訳が本宅まで送って来て、夫人に新しい当番兵として私を紹介してくれた。(引用)
「お前は私の用をすることになっている。
この前のKのあとを継ぐのだ。
この命じたことだけすればいいから、余計なことをするな。
無駄口をきくな。分らぬことを尋ねるときはWに訊け。服を替えて来い」(引用)


ya20063 at 07:22コメント(0)トラックバック(0)ある夢想家の手帖から  

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