気づけば蝉が鳴き、うだるような暑い夏になっていた。
夢のような大学生活を終え、心機一転、転んで起き上がった春は社会人という自分から遥か遠いものに感じていた場所にいた。
桜の花を見る暇もなく、あっという間にGWを迎えた。
新しい環境、そして社会人という立場。
慣れないからか、物凄く居心地の悪さを感じ、中々意識を変えていくところに苦労していた。
そして一生長い休みも取れず、毎日長時間働かなくてはいけない、そんな緊迫感と絶望感というもので満たされていた。
しかしそんなことを忘れてくれる瞬間を忘れさせてくれ、私に学生時代に想いを戻してくれる人たちの存在がいた。
それは海外から来た留学生たちである。
彼らとの付き合いは昨年から続いている。
未だに自分を連れ出してくれ、まだすこし学生でいさせてくれる彼らに感謝している。
現在、社会人というものにも慣れ、仕事は徐々に本格化していく。ハードだがやりがいを見出せそうである。
そうなったとき、留学生の彼らはここ、日本を去る。
この一年間、彼らとの思い出が沢山ある。
それをすこしずつここに残していけたらと私は思う。