先週のことになりますが007 カジノロワイヤルをギリギリ見てきました。

小説はこれが第一作でしたが、諸事情によりDr.Noから始まったシリーズ。
それとは時系列などは別モノとして、007の原点、初の任務を描いた作品。

ダニエル・グレイグが今までのボンド像とは全く違う(原作には忠実ですが)ので果たしてどうかなーと思っていましたが思いのほかピッタリでした。

初々しいボンドなので今までのような余裕は全く感じませんでした。
が、それがかえって新鮮。
序盤の小道具も何もなし、ボンドの体を張ったアクションは久々に痺れましたね。

悪役のル・シッフルも、様々な組織から大金を預かり、大事件を起こすことによって自分だけ株で大もうけして還元する、というバカだけどなんだか現代の世相を反映したような悪役の悪巧みも面白かった。

結局、ボンドに妨害された損失を、高額の掛け金で参加可能なカジノを主催することで取り返そうとするル・シッフル、そしてそれを国家予算をかけて阻止しようとするボンドとの両者の命を賭けたポーカーがここまでうまく引っ張れるとは恐れ入った。


かなりよかったんだけど、全体的に寂しいところがちらほら。

新生ボンドになるので今までのお約束などが通用しない訳です。
Mはジュティ・デンチですか、専任のMは闇に葬り去られましたか、そうですか。
マネーペーニーやQもいない。
辛うじてCIAのフィリックス・ライターが出てきますが黒人になっていたのはビックリ。
まぁアメリカだし、ありといえばありですけどね。

個人的にロージャーボンドのような優雅さが好きだった部分もあっただけに余計にそう感じるのかもしれません。
おちゃらけた内容にその時代の風刺が入っていて、これだけバカをやれるシリーズが他にあっただろうか?
バットマンビギニンズといい、最近はこれくらい大真面目じゃないとウケないんですかね。
なんだかちょっと複雑な心境ですが、これはこれで見守っていきたいと思います。


公式サイト






「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック




007/カジノ・ロワイヤル 【新版】