妄想の荒野~矢端想のブログ

こんにちわ矢端です。ここでは一応「日曜漫画家」と名のっておりますが。
面白ければ何でもやります!泣きます!笑います!(何でも屋の加代かっ)
そうとも、冒険こそ人生。ロックな生き方なくして何が人生。
目の前にはただ果てしなく広がる荒野だ。
いにしえの大西部への憧憬を胸に・・・さあついてこい!出発だ!
GO WEST! GET WILD! LET'S ROCK'N'ROLL!!

伊藤明弘「ベル☆スタア強盗団」。

舞い上がる砂塵! 吹っ飛ぶ客車! 二挺拳銃フル連射! 息もつかせぬノンストップアクション! 列車強盗最高! 決闘最高! 51ネイビー最高! 両足デリンジャー最高! 破れスカート最高! 騎乗位最高! 西部劇最高! ディキシィを聞かせてやるわっ!!

 

bell☆starr感想、おわり。…いやいやいや、まずは君が落ち着け。

「美少女ウェスタン描いてます!」などと言いながらこの作品すら読んでなかったとはモグリもいいとこだ。これもうバイブルだね。漫画を描き始めた10年ほど前にネットで見て存在を知り、以来ずーーーっと気になってはいたが、何しろ漫画を買って読むという習慣がなかったのでほとんど忘れていた。それがたまたま最近またその名をネットで見る機会があり、どんなレビューを見ても絶賛の声しかなく、熱病のように読みたくてたまらなくなってきた。何しろちょっと前の本なのでもう通販で中古しかないか…と思っていたが、ついにコミック専門店で見つけた。2015年に出た、3巻を一冊にまとめた小学館による新装版だ。本当の名作はちゃんと受け継がれるものなのだ。

作者の伊藤明弘氏、絵がめちゃくちゃ上手くてタッチが繊細。センス抜群だしカットの見せ方も上手いしストーリーも見事。完全に「映画」のイメージで描いてらっしゃいますね。セリフ間に英語もちりばめて西部劇のリアリティを醸しています。初出が93年ということで、今見ると絵柄がやや古くて(お前が言うな)顔なんかモロ90年代だけど、とっても可愛らしくて良い。そして全編通して絵もシーンも結構エッチ。伊藤先生、ガチで女好きの助平と見たり(お前が言うな)

何よりも主人公のベルが僕の嗜好にどストライク。僕の目指す女ガンマンキャラのひとつの理想形と言っても良い。本当に「女の子」って感じで涙目でわあわあ叫びながら撃ちまくりますが、中身は肝の据わったクソ度胸の南部女なのです。かつ無双。コミカルなモノローグもアメリカ映画でよく見たようなおしゃべりな少女って感じでとても良い(赤毛のアン?)。メチャ可愛くてメチャカッコよくてメチャ…エロい。サムの妹たちもそれぞれに魅力的で可愛くてカッコよくて…エロい。でも〇〇〇した直後に女がよくあんな激しく走れるなあ…というのはまた別の話。

bell-1もう西部劇の魅力がこれでもかと詰め込まれています。列車強盗は言うまでもなく、銃撃戦のあらゆるシチュエーションをやってるしガトリングもダイナマイトも大活躍、列車の屋根の上と下からの撃ち合いとか、まあ西部劇定番でもあるのだけど当然僕の漫画で既視感のある要素もいろいろ出てきます。鉄道会社による地主への立ち退き脅迫は「カーリィ☆ルビィ」だし、少女が男に銃の撃ち方を教わるのは「アンスキルトガン」だし、北軍の侵攻で「私の町が燃えてる…」ってのは「さよならアトランタ」です。冤罪でお尋ね者になるのは「シルバークリークの魔女」かな。「荒野の放浪娘3」もそうだね。絞首台からの救出もあるよ。根底にあるのは南北戦争の「後遺症」だけど、これ自体西部劇の物語背景に深みを与える定番要素ですね。それにしても後半の80ぺージにも及ぶ列車でのノンストップアクションは圧巻。あのテンションを持続したままあの計算された展開をよくぞ描き切った、とただただ感銘。
終盤、馬車で町に向かうベルたちの歌うディキシィがそのままジョスリン(妹)が町の中で窮地に遭ってるシーンのBGMになるのは胸熱でまさに「映画」。ここは実際に歌いながら読むのがおすすめです。終盤では思わぬ伏線が生きてくるし、チョイ役だと思ってたキャラたちがそれぞれにちゃんと仕事をする。そして、あれだけドタバタアクションをやっていながら最後の最後にきっちりタイマンの決闘を持ってくるところはもう、完璧としか言いようがありません。

敢えて難があるとすれば(あくまで「あるとすれば」だ)アクションシーンなどでコマのつながりやキャラが分かりにくいところとか、絵が巧すぎて(?)何が描いてあるのかわからないコマがしばしばあるぐらいかな。

bell-2bel-3

ちなみに主人公のマイラ・ベル・シャーリーは実在の人物で、カラミティ・ジェーン同様多くの映画にもなっています。南北戦争時代に暴れた南軍のカントレルゲリラやジェシー・ジェームズ関連で歴史に名が出てくる女傑ですが、その生涯についてはいろんな伝説があり虚実はわかりません。それを逆手にとって伊藤氏はまったく自由に完全にオリジナルストーリーをつくっています。実在した名の人物もいろいろ出てきますが、その配置も好き勝手変えており、年齢詐称説もあって、サム・スターと結婚したとされる25歳を20歳にまで設定を変えたほど。20歳なら美「少女」と呼んでもいいよね!ウチのリタなんて21歳で美少女(自称)名乗ってんだから。女子大生だよ女子大生ww。まあ、実在したベル・スターについては別の記事ででも書きましょう。ちなみにベルは「南部の無法者」だから、前の記事のブラックティガーには駆逐される側ですねww

最後に、白状します。実は僕は悶絶するほどくやしいのです。僕はきっとこういう「美少女ウェスタン」を描きたかったのです。アマチュアと一流プロ漫画家さんとはそもそも「格」が違い、比べること自体不遜なのは承知。漫画を描き始めた頃に読んでいたらひとつの目標になっていたかも知れず、絵的表現も変わっていたかも知れない。しかし10年以上も描いている今となっては「俺が10年やってきたことは何だったのか」と、自分の漫画の絶望的なまでの素人くささに筆を折ろうかと思ってしまったほどでした。…いやいや、まだ描きますよ。僕の漫画の「素人くささ」を喜んでくれる人がひとりでもいてくれるのならその人のために。

もうひとつ白状します。僕はベルに惚れてしまいました。本当に恋してしまった。どうしよう(←こないだまで「ヨーコさん♡」ばっか言ってたのにこの男は…)。
…いや、ほどほどにしよう。またウチのエリーたちが妬いちゃうからねww

 

秋本治「BLACK TIGER ブラックティガー」。

blacktiger「妄想の荒野」初の漫画レビュー!…いやレビューというほどのものではないけど。

「こち亀」終了後の秋本治先生の新連載!…ってことで、この作品はごく最近知ったのだけど、ちょうど単行本一巻が出たところだったので、このタイミングは買わなくちゃ!と思った。けどもwebの試し読み見たらなんとなくちょっといや決して嫌いではないのだが。あまり魅力を感じないのは秋本センセと僕との女性の好み(絵柄)がたぶん決定的に違うということもあるのかも知れない。そして西部劇で漫画描くとどうしても「マカロニ劇画」風味に行っちゃうのも僕の嗜好と違って。

でも買った。やっばり読まなくちゃ。買わなくちゃ。結構面白かったよ。「西部劇というだけで評価が上げ底」なのは映画レビューでもいつも言ってることだけど、さらに主人公が女ガンマンとなれば評価は二重底だ。正直言って絵柄もヒロインのコスもアナクロ感が否めないんだけど、そこはそれ…(ゴニョニョ)。

from-blacktiger「南北戦争直後のアメリカ、戦後の混乱した空気の中、南部の残党兵や無法者を駆逐するために北部政府は賞金稼ぎ達に「殺しのライセンス」を与えた…」(公式サイトより)っていう設定が西部劇らしくもマンガっぽくて良い。意外とトンデモ要素がいろいろ入ってて結構自由。雨中倒れたヒロインが助けられるとか先住民と交流とか、僕の漫画と共通点もあるけど西部劇ではありがちかな。オマケの漫画では僕がやりたくてやってない「女教師が銃持って戦う話」でちょっと悔しいぞ(カレン先生ではありません)。

あと、「映画を漫画でやる」という「映漫画(シネマンガ)」を標榜してらっしゃいますけど、やっぱり西部劇って本来「映画」ですから、そうなるでしょう。僕も最初から「映画は撮れないから漫画を描いてる」って言ってます。「映画を観てるよう」って評価をいただいたこともあるよ。

BKtigerともあれ僕の一番の評価ポイントは、こち亀」終了後の新連載という話題性も注目度も充分のタイミングに、よりにもよって「女ガンマン西部劇」を持ってきたことであります。秋本センセには最大限の賛辞を贈るわけです。もしかすると「女ガンマン西部劇をガチで描きたい」という潜在思考を封印していた漫画家さんたちが「やられた!」とばかりにこぞって描き出すことはないだろうか。男はみんな好きなはずだもん西部劇。…と、そんなことがあったためしがない「西部劇ブーム」まで無駄と知りつつ夢見させてくれる、こんな漫画を描いてくれた勇気に感謝しよう。

実はこの漫画をとあるコミック専門店で買ったとき、念願の「ベル☆スタア強盗団」も一緒に手に入れてしまいました。おかげでBLACK TIGERは僕の中ではベル☆スタアの前座扱いになってしまった。ごめんなさい秋本先生。そんなわけで、レビュー記事も前座扱いになってしまった。ごめんなさい秋本先生。
…ベル☆スタアについては別記事にて!


表紙-放浪娘trimblacktiger
(なんとなくならべてみた)


「妄想の荒野」女子会・2017年11月。

女子会201711

リタ: 11月突入でーす!

エリー: 女子会、今やるの?クリスマスにゃまだ早いしハロウィーンも終わったとこなのに中途半端よねえ。どうせならそういうのにひっかけりゃいいのに。

リタ: そういや去年も11月にやったよね、ポテト山盛りのやつ。ボスもいろいろ忙しそうだし気まぐれだからねえ。12月はクリスマスったっていつも「忘年会」の名でやってるでしょ。

エリー: 「忘年クリスマス女子会」ってのもアリなんじゃない? リタネエのサンタコスまだ誰も見たことないしww

リタ: まあ来月は来月の風。それより……ジャーン!!今日はすき焼きパーティーでーす!!

エリー: ああ~、めっきり冷え込んできたから鍋系はいいよね!

リタ: いやいや、ボスの話では「すき焼きとおでんは鍋料理じゃない!」ってよ。

エリー: めんどくさいなあ…そもそもなんで「焼き」って言うの?どう見てもこれ煮てるじゃん。

リタ: 昔、農具の鋤(すき)で食材を焼いたのが「鋤焼き」の由来らしいよ。これ鉄板焼きと言えなくもないし。

エリー: そういや「鍬(くわ)焼き」をメニューにしてる店もあるわねえ。

リタ: 農村情緒たっぷりだわね。まさに西部開拓民の料理!

エリー: えええっ!?何そのなんでもアメリカ料理にしちゃうような誘導。生卵に浸けて食べるってどうなんすかアメリカ人。

リタ: サルモネラ菌が怖くてロッキーが観れるか!新鮮卵はウチのトニー・クエイド養鶏場でどうぞ。テンペラ画にも最適。

エリー: ボスの30年前の漫画に「荒野のたまごごはん」てのもあったけどね。だいたいボスは卵好きなんだ。あの主人公もロッキーさんだっけ。ファンタジー西部。

リタ: まあアメリカ人にとっては生卵はフグを食うようなもんで。

エリー: 当たったら首だけ出して土に埋まるんですか!

リタ: ヘンなことばっかり知ってるわね。江戸時代か。実際、ボス昔アメリカで接待すき焼きごちそうになったらしいよ。東京から来たスタッフと味付けで揉めたってさw

エリー: まあアメリカでもすき焼き食べれるんなら、今日だけは西部の料理ってことにしとこうか。なら、この肉はアリゾナビーフですか。

リタ: アリゾナとテキサスとカンザスが入ってます。さあ当ててみよう!

エリー: わかんないよ!

リタ: カンザスビーフったって単にカウボーイがテキサスから連れてきた牛だったりして。「やったーアビリーンに鉄道が開通してたー」ww!!

エリー: アリゾナ一番!テキサス二番!

エイミー: でも世界一は松阪牛です。

リタ: それ言っちゃいけない。

エリー: なんだずっと黙ってたくせに。

エイミー: というか、今日はすき焼きの話だけで良かったんですか…?

「まけるな!エリーちゃん」156

156Ellie2017-05文字ナシlight

妹さんは寝言でうわごとのように「大統領~大統領~」とか言ってたようで…。
この「交渉人編」、エリーは毎回最後のコマで泣いてますなww

スレッジタウンは今日も平和。おしまい。

「まけるな!エリーちゃん」155

155ellie-見返り

なぜかヘンな人情噺みたいになってきました…義理と人情のスレッジタウン。

えっ、まだ続くの!?

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