前転する生徒
勉強にせよ、仕事にせよ、人間関係にせよ、スポーツにせよ、生きていれば何がしか壁や問題に行き当たるものです。
そうでない人間など皆無な筈です。
そして問題を乗り越えて進歩していくものです。
この繰り返しでレベルアップを果たし、子供は大人になり、レベルに応じて社会の然るべき地位に組み込まれるものでしょう。

この過程を経なかった人間は一体どうなるのでしょう?
このようなレベルアップの仕組みから外れた子供は大人になれるのでしょうか?
そもそもこのような当たり前の過程にすら気付いていない子供は?

ヨットスクールのことを「子供に根性論を強いるところだ」とする論調の文章を度々目にしますが、それは正しいのでしょうか?

写真は逆立ちに取り組んでいる生徒です。
臆病なので、足を上げることがなかなか出来ません。

課題は細分化することが出来ます。
生徒によって異なりますが、この場合は逆立ち以前に「足を上げることが怖い」ので、恐怖心を克服するために前転を繰り返し練習させます。
逆立ちに失敗しても、痛くないということに気付かせるのが目的です。
なかなか時間はかかりますが、怖さを克服し、その後に表面化するだろういくつかの壁を解決して、いつか逆立ちが出来る日が来るでしょう。

その他の課題を通して、レベルアップの仕組みに気付いてくれることを願っているのです。
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